知事と安房地域市長ら 宿泊税などについて意見交換 千葉県

　千葉県の熊谷知事は８月２６日、館山市や南房総市など安房地域４つの市町の市長、町長と会談し、県が導入に向けて検討を進める「宿泊税」などについて意見を交わしました。

　宿泊税をめぐっては、南房総市も導入を検討しています。

　熊谷知事は２０２３年度から県内すべての市町村長と地域ごとに意見交換していて、最後となる２６日は館山市、鴨川市、南房総市、それに鋸南町の安房地域の市長、町長と意見を交わしました。

　会は冒頭以外、非公開で行われ、終了後に取材に応じた熊谷知事によりますと、会では、災害に備えた交通インフラの充実を求める声や、県とは別に南房総市も独自に導入を検討している「宿泊税」について意見が上がりました。

　この「宿泊税」をめぐっては、県は一律１５０円を徴収し、市町村が独自に導入する場合はこれに上乗せする案を示していますが、安房地域の市長らからは、県が上乗せ分もまとめて徴収するよう求める意見が上がったということです。

　熊谷俊人 知事
　「宿泊税についてそれぞれの市の考えに基づいて、こういう形でやってくれないかという話があり、今後また協議していきましょうという内容だった」「それぞれ違う意見がそれぞれの市町村の中にあるので、これからも進める場合は調整していく」