市原の”ナシ” 市が全国から研修生募集し担い手育成へ 千葉県

　千葉県市原市は特産のナシの生産者を育成しようと、全国から研修生を募集しています。

　これは市原市が特産のナシの新たな生産者を育成しようと全国から研修生を募集し、独自のカリキュラムで２年間の研修を行った上で市内での就農を目指してもらう取り組みです。

　研修生の募集は若干名で、研修終了後１年以内に市内で就農し、おおむね１０年以上継続できる見込みのある６０歳未満の人を対象にしています。

　募集期間は８月３０日までで、２０２４年１０月から始まる研修では、農業の基礎知識のほか、交配から収穫、販売などナシ生産の流れについて、市内の農家から指導を受けるということです。

　市原市は江戸時代から続く歴史あるナシ産地ですが、近年は高齢化や後継者不足で縮小傾向にあり、市の担当者は「市の魅力であるナシを次の世代に繋げていきたい」と応募を呼びかけています。