プロ野球ロッテ本拠地のマリン球場 資材高で今後の方針決定延期

　老朽化しているマリンスタジアムを建て替えるのか、それとも改修するのか、千葉市は２０２４年度末としていた今後の方針の決定を２０２５年４月以降に延期しました。
　急激な資材の高騰などから慎重に判断する必要があるとしています。

　千葉市美浜区にあるプロ野球ロッテの本拠地「ＺＯＺＯマリンスタジアム」は、建設から３０年以上経過し、配水管の劣化や駐車場の冠水といった、施設の老朽化や車いす席の不足などが課題となっています。

　球場を所有する市は、建て替えか改修か、建て替えの場合、いまと同じ場所か、別の場所かを決める基本構想を２０２４年度末までに作る計画でしたが、建設資材価格の急激な高騰などの影響を折り込んで検討する必要があると判断しました。

　構想のたたき台作りを委託している都内の会社との契約を２０２５年３月末まで半年間延長し、物価上昇などを踏まえた基本構想を作るため、今後の方針決定は、２０２５年４月以降になるということです。

　なお、２０２２年、市が行った基礎調査の段階では、概算事業費は最も高額となる開閉式のドームに建て替えた場合、最大約２５０５億円としていました。