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日本初上映含む全7作品上映「台湾映画上映会2024」開催決定

cinemacafe.net / 2024年4月22日 12時15分

5月から10月まで全7回の連続上映企画「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」が、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて開催されることが決定。メインビジュアルとコメントが解禁された。


「台湾文化センター 台湾映画上映会」は、2016年より台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが開催する、台湾のいまを描いた名作、意欲作を紹介する人気上映会。本年度より、キュレーターに映画監督のリム・カーワイ(林家威)を迎え、台湾文化センター、Cinema Drifters、大福が主催となり、リニューアル開催する。


今回は、日本初上映となる6作品、大阪アジアン映画祭で上映され東京プレミア上映となる1作品の、合計7作品が上映される。上映とあわせ、監督や多彩なゲストによるトークイベントも開催し、台湾社会や文化への理解を深め、新しい台湾映画を発見し、台湾の魅力を紹介する。


華語圏の文化・社会に対する理解の促進と、言語習得の意欲向上を目的に活動し、華語圏の映画の話題作の上映イベントを開催する「慶應義塾大学日吉電影節」と、上映会・トークセッションを通して、世界諸地域の社会・歴史・文化などの理解を深めることを目的とした、東京外語大学のプロジェクト「東京外国語大学 TUFS Cinema」との連携企画も実施される。


『金魚の記憶』

金魚の記憶になぞらえ、3人の男女がパラレルワールドで織りなす愛の物語をスタイリッシュな映像で描いた『金魚の記憶』は、『台北セブンラブ』のチェン・ホンイー監督の最新作。


『少年と少女』

14歳の少年と少女が、寂れた海辺の町を捨てるために大人たちの醜い世界に足を踏み入れてしまう、痛ましい青春を描いた『少年と少女』は、台湾アカデミー賞といわれる金馬奨や釜山国際映画祭を席捲した注目作。


『ミルクティーを待ちながら』

ジャン・フーホア監督自身が書いた大人気ネット小説を映画化した『ミルクティーを待ちながら』、『赤い糸 輪廻のひみつ』のビビアン・ソンや、香港の人気グループ「MIRROR」のギョン・トウが出演で話題のN.Y.を舞台にした『ニューヨーク協奏曲』は、ファン待望の上映となる。


『9発の銃弾』

出稼ぎ労働者のベトナム人青年が、警官が撃った9発の銃弾により死亡した事件を追ったドキュメンタリー映画『9発の銃弾』は、金馬奨ドキュメンタリー映画賞を受賞した注目作。


『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』

本上映会で唯一のデジタルリマスター版上映となる『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』は、世紀末の虚無感を荒々しく実験的なスタイルで捉え、1997年にベルリン国際映画祭に選出されるも公開数日で打ち切りになった“伝説の映画”。台湾では26年ぶりに“再発見”され大きな話題となった。


『春行』

大阪アジアン映画祭で話題となった、妻の遺体を冷凍庫で保存しようとする夫と、その家族の姿を16mmフィルムの美しい映像で綴った『春行』が東京プレミア上映となる。


5月15日(水)には慶應義塾大学で『金魚の記憶』チェン・ホンイー監督と小川紗良さん(文筆家・映像作家・俳優)のトークイベントが、7月21日(日)には東京外国語大学で『少年と少女』シュウ・リーダ監督と三澤真美恵先生(台湾映画史研究)のトークイベントを開催する。




■王淑芳(台北駐日経済文化代表処台湾文化センター長)コメント
台湾と日本は互いに助けを必要とするとき、いつも家族や親族のように手を取り合って難関を乗り越えてきた。台湾と日本の友好の絆がこれからも強まり、文化・芸術を含む各分野での交流がさらに活発になることを望む。
台湾は地理的、歴史的な背景から、多様で深みのある文化を生み出し、独自の表現を形作っている。その中でも、台湾の映画作品は創作エネルギーが絶えることなく、台湾というこの島の多様な文化や生命力を表すものだ。
今年の台湾映画上映会は近年台湾で話題の作品をセレクトし、台湾文化の名刺として日本の観客により深く理解していただけることを期待している。今後、さらに多くの台湾映画作品が日本での劇場公開上映し、輝きを放つことを期待する。


■リム・カーワイ(『台湾文化センター 台湾映画上映会 2024』キュレーター、映画監督)コメント
台湾映画の魅力とはなにか。
中華圏の映画の中でも他とは違うなにかがあり、日本の文化や流行の影響も強く受けながらも、日本映画ともまったく違うなにかがある。その“なにかが違う”ものこそ、台湾映画の最大の魅力でもあるが、それを具体的に説明するのはなかなか難しい。監督の演出や美学、俳優の芝居、物語の構成のすばらしさというだけでは語れない魅力があるのだ。
今回、『台湾映画上映会 2024』のキュレーターに就任し、近年の台湾映画をまとめて観る機会を得た。そして多くの台湾映画を観て、台湾映画の魅力とは、おそらく台湾の風土と人情、歴史と深く関係していることを強く感じた。本上映会では、”幻の映画”とも言われ26年ぶりに再発見された『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』から、現在台湾で絶賛公開中の最新作映画『金魚の記憶』まで、全7作品を上映する。多くの方に台湾映画を楽しみながら、”台湾映画の魅力”を発見してもらえることを願っている。


「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」は台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて5月~10月開催全(7回)。


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