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ショーン・ペンら『セプテンバー5』キャスト&スタッフが舞台裏語る特別映像

cinemacafe.net / 2025年1月24日 16時30分

ミュンヘン事件を描いた話題作『セプテンバー5』より特別映像「舞台裏編」が解禁された。


1972年のミュンヘンオリンピックで起きたパレスチナ武装組織「黒い九月」によるイスラエル選手団の人質事件を、TVクルーの視点から描いた本作。


この度解禁された映像では、歴史的悲劇を新たな視点で描く本作の舞台裏が明かされている。


本作のプロデューサーを務めたのは、「脚本を読んですぐにやると決めた」と脚本に惚れ込んだショーン・ペン。キャストのピーター・サースガードもまた「見事な脚本で、物語の伝え方を熟考してある」と、ティム・フェールバウム監督自身が執筆した緻密な脚本を絶賛。


主人公を演じたジョン・マガロは、「このテロ事件を報道したのが(テレビのニュース報道局ではなく)スポーツ中継班だとは知らなかった」とふり返る。プロデューサーのジョン・イラ・パーマーは、ほかにもこの事件をテーマにした映画はあるが、本作は「一線を画している」と自負。


監督とともに脚本を書き上げたモリツ・バインダーは「1972年の事件を新しい視点で届ける。現代に生きる人にこそ見てほしい」と熱く語り、本作ではプロデューサーに徹したショーン・ペンも「最高の美術チームが作り上げたセットが、俳優の魅力を引き上げると証明した」とセットデザインにも自信を見せる。


1972年当時の中継スタジオを徹底的に再現するため、制作チームは個人収集家や博物館、放送局の倉庫に至るまで調査し、緻密なセットを作り上げた。


監督やキャストたちも、セットの隅々に置かれた実際に動く1972年当時の機材に「(本作が描く1972年当時の)世界に入り込める」と口を揃える。CG合成のブルーバックの前で演技するのではなく、セットにある実物に触れて体感でき、半世紀もの時間を自然にタイムスリップできる撮影現場に感動しきり。


本作の大部分がこの事件が起きたミュンヘンで撮影されており、今回撮影された映像と1972年当時の映像を組み合わせて、ひとつのシーンに仕立て上げる斬新な映像を生み出した。


そんな見事な編集を担当したのは、監督も信頼するハンスヨルク・ヴァイスブリッヒだ。「観客が物語に没頭できるようにテンポの速い作品にしたかった」と、本編を96分に凝縮し圧倒的なスピード感で観客をエンディングまで誘う編集の意図を明かした。


映像の最後には「全員のエネルギーが生み出した至極の作品だ」と、ショーン・ペンが本作の完成度に自信を見せている。


ヴェネチア国際映画祭では「すべてのレベルで傑作」と称賛され、第82回ゴールデングローブ賞作品賞<ドラマ部門>のノミネートに続き、第97回アカデミー賞脚本賞にもノミネートされている。


『セプテンバー5』は2月14日(金)より全国にて公開。



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