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東映アニメーション初アカデミー賞ノミネート『あめだま』監督「今とても感動しています」

cinemacafe.net / 2025年1月24日 17時0分

東映アニメーション作品として初めてアカデミー賞にノミネートされた短編アニメーション映画『あめだま』(英題:Magic Candies)から、西尾大介監督、鷲尾天プロデューサーより喜びのコメントが到着した。


この度、第97回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた本作の原作は、“児童文学界のノーベル賞”とも称されるアストリッド・リンドグレーン賞を受賞した韓国を代表する絵本作家ペク・ヒナ氏の名作「あめだま」(英題:Magic Candies)。


ペク・ヒナ氏

コミュニケーションをとるのが苦手な少年・ドンドンが不思議なあめだまを通じて心の声が聞けるようになり、初めて他人の心を理解し、自身の気持ちを伝えることができるようになる過程を描いた短編作品。


本作は、同氏の「あめだま」、そして「ぼくは犬や」(韓国・Storybowl社刊、日本・ブロンズ新社刊)2作品を原作に、フルCGアニメーションとして映画化、子どもだけでなく大人にも深い共感を呼ぶ作品となっている。


これまで、日本映画の短編アニメーション部門のノミネートは、2002年山村浩二監督・短編『頭山』、2008年加藤久仁生監督・短編『つみきのいえ』(日本映画として初めて受賞)、2014年オムニバス映画『SHORT PEACE』を構成する1エピソードとなる森田修平監督の『九十九(つくも)』に続き、本作で4本目。


これまで、第25回ニューヨーク国際子ども映画祭(米国)アニメーション短編・審査員最優秀賞、第64回ズリーン国際映画祭(チェコ)ゴールデン・スリッパー最優秀子ども短編賞、第38回シネキッド・フェスティバル(オランダ)最優秀国際短編映画賞、さらに日本でも第31回キネコ国際映画祭短編部門日本作品賞を獲得するなど国内外の子ども映画祭の数々を受賞してきた。


東映アニメーションとしては、米アカデミー賞に作品がノミネートされたのは、どの部門においても本作が初めてとなる。


ノミネートを受け、西尾監督は「とても光栄な事で信じられないくらいです」と驚くと共に、「何より私達の作ったこの作品に様々な地域の多くの人たちが共感して下さった事に私は今とても感動しています」と続け、改めて感謝のコメント。


また、プロデューサーの鷲尾天氏は「スタッフ全員の誠実な向き合い方が評価されたものだと思っています」とスタッフのこれまでの苦労に想いを馳せ、「さらなる高みを目指して、皆様に愛される作品となることを心より望んでいます」と語った。


授賞式は現地時間3月2日(日)、ハリウッドのドルビー・シアターにて開催される予定。


コメント全文


■西尾大介監督


とても光栄な事で信じられないくらいです。
先ずはこの作品を推薦して下さった方々はじめアカデミー賞の運営に関わる総ての方々に感謝します。
そして「あめだま」の総てのスタッフ、キャストの皆には最大限の讃辞を贈りたいと思います。
彼らの真摯で粘り強い仕事ぶりがあってこそこの作品の世界観をより鮮やかに表現できたのだと確信しています。
そして何より私達の作ったこの作品に様々な地域の多くの人たちが共感して下さった事に私は今とても感動しています。
「あめだま」を観て下さった方々やまだ観ていない方々、総ての方々に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。


■鷲尾 天プロデューサー


アカデミー会員の皆様、関係者の皆様、ノミネーション本当にありがとうございます。
原作の持つ魅力をいかにして映像で伝えるか、さらに映像として大事なことを突き詰めて考えよう、
というスタッフ全員の誠実な向き合い方が評価されたものだと思っています。
さらなる高みを目指して、皆様に愛される作品となることを心より望んでいます。


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