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『ガンダムSEED FREEDOM』デスティニーインパルス登場案が存在した!CGスタッフが明かす裏話

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月3日 12時31分

 だが、もともとCGスタッフが3Dモデルをつくるのは前半部分(アークエンジェルが沈むまで)だけの予定だったという。「ぶっちゃけたことを言うと、最初はCGって作画よりも印象が悪かったんですよ。でもカットとかモデルをつくっていくうちに、『CGさんけっこうできるじゃん。こういうこともやってくれるんだ』と思ってもらえるようになって、信頼度も上がってきました。おかげで、後半もCGやってもらいたいということになった」と藤田が語る通り、後半では、前半よりもさらに多くのMSのCGを担当することになったという。

 続いて、劇中に登場する戦艦アークエンジェルについても解説。「つくり方としては戦艦も一緒ですが、コアなファンの方ならお気づきだと思いますが、各戦艦、テレビの時よりもディテールは上がっているんですよ。実は最初ビックリしたんですけど、アークエンジェルってテレビシリーズでもCGを使っていたんですね。だから劇場版ではこのCGモデルをブラッシュアップしていけばいいやと思っていたんですが、監督から『イチからつくってくれるよね』と言われて。ゼロからつくりました」と藤田は笑う。

 テレビシリーズと劇場版とのCGモデルの進化の度合いについては、「超サイヤ人と、超サイヤ人ブルーくらいの違い」とぶちまけて会場を沸かせた藤田だが、「それだけ初期値がすごいんですよ。当時から水しぶきもCGでやっていたし、あの時代にあれだけのCGをやっていたのはすごいことだなと思いました」と改めてそのすごさを実感していた。

 今回の制作にあたり、アニメーターとCGスタッフが共同作業できたことはとても大きかったといい、爆発シーンなどをはじめ多くのことを学んだという。「うちは若いスタッフが多くて。平均25歳前後ですから、ベテランのアニメーターさんの教えは知識になりますし、参考にもなります」(藤田)

 この日は、本編に登場予定だった幻のMSについても明かされた。「本当はグフ(グフイグナイテッド)も登場するはずだったんです。モデルも途中までつくっていたんですけど、途中でグフは登場しないと言われたので……」という藤田の言葉にざわつく会場内。さらにデスティニーインパルスガンダムについても言及され、「もともと登場する予定でした。自分としてもついに出るのか! と思っていたんですけど、やはり監督からデスティニーとかぶるから出さないと言われて。だったらインパルスでいろんな武器を使って戦ってた方が差が出るよねということで。それで普通のインパルスを改良したものが登場したという感じですね」と補足した。

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