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「不適切にもほどがある!」最終回で市郎が見せたアップデート 劇的な変化に反響「いい教師すぎる」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月30日 7時32分

 阿部サダヲが主演を務め、宮藤官九郎が脚本を手がけたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜よる10:00~)の最終回となる第10話「アップデートしなきゃダメですか?」が29日に放送。令和にタイムスリップした昭和オヤジ・市郎(阿部)のアップデートされた内面が描かれ、X(旧Twitter)では視聴者から、共感の声などがあがった。(ネタバレあり。以下、第10話までの展開に触れています)

 本作は、1986年に生きる中学校の体育教師で野球部顧問・小川市郎が、バス型のタイムマシンで2024年にタイムスリップすることから始まるコメディー。市郎が、コンプライアンス無視の「不適切」発言で停滞する令和の空気をかき回す一方、変化した価値観を知り、成長する姿が描かれた。

 最終話では、タイムマシンバスの運行があと1往復分となってしまい、市郎は昭和に帰ることを決意。テレビ局プロデューサーとして働き、意図しない後輩への発言がパワハラとされてしまった自分の孫・渚(仲里依紗)を、最後のタイムスリップへと連れ出す。市郎の一人娘・純子(河合優実)は、令和の世界を知ったことでスケバンを卒業し、すっかり真面目な受験生に。そして、令和で長い時間をすごした市郎の内面も変化しており、昭和マインド全開の中学校の在り方に疑問を抱く。

 中学校の校長(赤堀雅秋)が女装趣味を問題視されて退職に追いやられたと知った市郎は、犯罪ではない個人の趣味を攻める風潮に激昂。さらに、強制参加の飲み会では、女性へのセクハラが当たり前な雰囲気や、生徒に対して「時に愛の鞭も必要」だという教頭・佐伯(宍戸開)の言動に我慢ができない。

 また野球部では、1人が失敗すると連帯責任でケツバットが当たり前だった自分の指導に「アホくさ」と吐き捨て、“地獄の小川”からの卒業を宣言。「プロになる奴はな、怒られる前にやるんだよ、自分で」と部員たちに語りかけるなど、すっかりアップデートされた姿を見せる。

 あまりに価値観の違う昭和を嘆く市郎だが、昭和から戻ってきたサカエも令和の世の中に対する違和感を吐露。どちらの時代にも生きづらいことはある。そしてミュージカルシーンでは、「ちょっとのズレならぐっとこらえて」「ゆずる時にはゆずりましょう」「多様な価値観、広い心で受け入れ」などの歌詞と共に「寛容が肝要」であることが訴えられた。

 そして市郎は、生徒たちの卒業式で、将来は面白い未来が待っていると力説し「そんな時代でも、大人は子供に、こんな時代に生まれて可哀想だなって言うんだよ。そんな大人の話は聞かなくてけっこう!」と笑顔で激励。第1話とは全く違う教師像を見せる、アップデートされた市郎の言動には、共感を覚える視聴者も多かったようで、Xでは「小川さんめちゃくちゃいい教師すぎる」「小川先生、めちゃくちゃ考え変わったな~いい方向に」「市郎が1話とはもはや別人に変化してる良い意味で!」などの声が寄せられていた。(西村重人)

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