劇場版「ユーリ!!! on ICE」製作中止を発表「諸般の事情により製作を断念」

　人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の劇場版作品『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE（アイス　アドレセンス）』の製作が中止となったことが、19日に公式X（旧Twitter）などを通じて発表された。

　この日、製作委員会と株式会社MAPPAは連名で「公開を延期していた『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』について、このたび製作を中止させていただくことになりました」と発表。「お待たせしてしまっていた何年もの間、変わらぬ声援を送ってくださった皆様のご期待に応えることができず、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

　また、「本作品を製作委員会・スタッフ一同でつくりあげ、皆様のもとにとどけるべく、度重なる協議や調整を続けてまいりましたが、諸般の事情により製作を断念せざるをえないという判断に至りました。本作の公開を心待ちにして下さっていたすべての皆様に、心よりお詫び申し上げます」と経緯を説明。海外のファンに向けて、英文でも同様の声明を発表している。

　2016年に放送された「ユーリ!!! on ICE」はフィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ。劇場版は、当初2019年公開とされていたが、同年9月に「当初の計画より大幅な作品内容のスケールアップを図るため」という理由から公開延期が発表されていた。（編集部・入倉功一）