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元宝塚男役トップ・凰稀かなめ、大河ドラマで生きた経験とは?役づくりのため自宅では「すり足」で歩く

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月22日 5時0分

 現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で、源倫子のほかのちに中宮・藤原彰子に女房として仕える歌人の赤染衛門を演じる凰稀かなめ。2015年まで宝塚歌劇団・宙組の男役トップとして活躍した凰稀が、所作や歌詠みなど、宝塚での経験を活かしながら臨んだ役づくりを語った。

 本作は、平安中期に1,000年の時を超えるベストセラーとなった「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ/吉高由里子)の生涯を描くストーリー。凰稀にとって初の大河ドラマ出演。脚本を手掛けたのが、凰稀が2011年に出演した宝塚歌劇「美しき生涯−石田三成 永遠の愛と義−」の脚本も務めた大石静とあって、出演オファーを受けた際の喜びは格別だったという。

 「大石先生とは宝塚時代にご一緒させていただいて、いつか先生の作品に、そして大河ドラマに出られたらいいなってずっと思っていました。大石先生はすごくパワフルな方。なおかつ可愛らしい部分もあって、人としてもすごく勉強になる方なんですね。宝塚の舞台でもそうでしたが、大石先生が書かれる作品には品もありますし、人間模様を面白く描いてくださるので演じる側として気持ちがすごく動くイメージがあって。だから“大石先生の作品に出たい、出たい”とずっと思い続けてます。特に時代劇は好きだったこともあるので、経験したい気持ちが強かったです。退団しても、こうしてお話をいただけるのは本当に嬉しいのですが、今回は、大石先生をはじめプロデューサーやスタッフ、視聴者の方々に納得していただけるような赤染衛門にしなければという責任感が後から来まして、プレッシャーの方が大きくなりました(笑)」

 念願かなっての大河ドラマでは、とりわけ所作に心を砕いたという凰稀。宝塚歌劇団在団時には男役だったため、女性の所作を体になじませるように自宅でも練習を重ねた。

 「宝塚では男役だったので、(時代劇での)女性の所作は初めて。花柳寿楽先生にご指導いただいたのですが、長袴での歩き方や立ち座りがとても難しくて。スムーズにできるように家でも練習しました。あと、家では常にすり足で歩くようにしていましたね。ほかにも、わたしは階段を右足から上がる癖があるのですが、この時代は左からというルールがあるので、プライベートでも左から上がるようにしたり。かかとの上げ方にも決まりがあるので、その練習もしていました」

 所作に苦戦する一方で、宝塚時代に培った経験が生きたことも。

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