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冴羽リョウ・鈴木亮平&北条司「シティーハンター」対談!絶大な原作愛に「作品は幸せ」 80年代は実写化絶対拒否も

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月20日 8時32分

鈴木:基本的に顔がポンと写ったときにシャープに映るような顎のラインを意識して、それに合わせて体も絞りました。槇村(安藤政信)や香と並んだとき、あまりごつくなってしまうと、海坊主みたいになってしまうので(笑)。言葉にするのが難しいのですが、その調整具合にかなり苦労しました。北条先生の描かれる人物というのは、どちらかというと欧米人寄りのスタイルなので、(フランス実写版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』でリョウを演じた)フィリップ・ラショーさんだとキレイに決まるのですが、僕があの衣装を着るとまたちょっと違った感じになってしまう。体づくりについては、本気で話し出したら何時間にもなってしまうのですが、とにかく大変でした。

北条:確かに時期によってリョウの体つきって違うので、どこに合わせるのかというのは、難しいかもしれませんね。それよりも僕は(鈴木が主演した映画)『エゴイスト』を観ていて、(リョウ役と)まったく違う体つきだったので「俳優さんってすごいな」って単純に思って観ていました(笑)。あと僕は紙の中の話と現実は違うと思っているので、あまり気にしないですね。

80年代は「絶対実写化なんてしない」と思っていた

Q:いまのお話で、これまでも本作は実写化されていますが、北条先生は原作者として、ご自身の作品が実写化されることに、どんな思いをお持ちなのですか?

北条:やっぱり作品に愛を持ってくれているかというのは絶対条件ですね。あとは特に思うことはないですかね。漫画って所詮絵空事なので、その通り実写にしてしまうと、とんでもない作品になってしまう(笑)。やっぱり現実と漫画、漫画とアニメ、アニメと実写というのはすべて違うメディアなので、そのメディアに沿ったリアリティがあると思うんです。逆にそれに則って作らないとおかしいですよね。80年代に、けっこう漫画を映画化するブームがあったのですが、漫画の世界をそのまま実写に持ち込んで、お遊びのようなガチャガチャしたものばかりの印象でした。だからそのころは「絶対実写化なんてしない」と思っていたんです。でも2000年代ぐらいになってからは、国内ばかりではなく海外の方も真面目に実写化に取り組むようになってきたなと感じています。

Q:鈴木さんの「シティーハンター」へのリスペクトが作品にもにじみ出ているように感じました。リョウがところどころコミカルになる部分では、アニメでリョウの声を演じている神谷明さんを彷彿とさせられました。

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