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「光る君へ」道兼役・玉置玲央、思いがけない感情が湧いたシーン 柄本佑の熱意に感謝

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月5日 20時45分

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の藤原道兼役で“稀代のヒール”として注目を浴びた玉置玲央が、5月5日放送・第18回で展開された涙を誘う名シーンの裏側を語った(※ネタバレあり)。

 本作は、平安中期の貴族社会を舞台に、のちに1,000年の時を超えるベストセラーとなった「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ)の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)や、社会現象を巻き起こした恋愛ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静のオリジナル脚本で描くストーリー。物語は、「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルと有力視されている道長と運命の絆で結ばれたまひろ(吉高)との関係を軸に展開するが、道兼は惹かれ合う二人の決定的な障害ともなる人物。初回では道兼がまひろの母ちやは(国仲涼子)を刺殺するショッキングな展開となり、玉置が一躍、名悪役として注目を浴びた。

~以下、第18回のネタバレを含みます~

 ヒールとしてスタートした道兼。父・兼家(段田安則)にちやは殺害を知られてからは父の野心を叶えるべく円融天皇(坂東巳之助)に毒を盛ったり、次の帝・花山天皇(本郷奏多)を懐柔して出家の後押しをしたり、幾度も危ない橋を渡り汚れ役に徹するも、兼家が跡継ぎに嫡男・道隆(井浦新)を指名したことで決裂。さらには父の死によって自暴自棄になった道兼は妻に三下り半を突き付けられ、生きる意味を見失っていたところ、長年憎み続けていた弟・道長(柄本佑)に救われることとなる。しかし、そのころ疫病が蔓延し、道長と共に救護施設・悲田院を視察した道兼は病に倒れ、関白の慶賀奏上からわずか7日間で命を落とす。

 道兼は道長に看取られ死んでいくが、このシーンでは台本から変更になった部分があったという。

 「台本上では道長が道兼の見舞いにやってきた際、御簾越しに会話をすることになっていました。道兼は道長に病を移してしまうことを恐れ“お前が倒れればわが家は終わる。二度と来るな”と追い返そうとするんです。そのまま道長は御簾越しに道兼を見舞って去っていくっていうシーンだったのが、(柄本)佑くんが演出の中泉慧さんに“道長なら御簾の中に入っていくはず”だと、御簾を越えて道兼に寄り添うという提案をしてくれたんです。リハーサルの段階では結論が出ず、中泉さんが“持ち帰って考えてみます”と。それで何日後かの撮影の時に佑くんが“やっぱりどうしても俺は入って行きたいし、道長だったら寄り添うと思います”と提案してくれて、中泉さんも“やってみましょう”ということになった」

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