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多部未華子、『インサイド・ヘッド2』で初のディズニー&ピクサー声優に!新たな感情“シンパイ”役

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月23日 6時0分

 多部未華子が、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)に新たに登場する<大人の感情>キャラクターの“シンパイ”の日本版声優に決定した。多部がディズニー&ピクサー作品の声優を務めるのは初となる。

 本作は、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した映画『インサイド・ヘッド』の続編。ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、少女ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていたが、ある日突然“謎の警報”が頭の中に鳴り響き、感情たちが暮らす司令部が壊されてしまう。そこに新たに登場したのが、思春期を迎えたライリーの新たな感情であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシだった。

 多部が演じる“シンパイ”は、本作で新たに登場する<大人の感情>たちのリーダー的存在で、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまうというキャラクター。US本社のオーディションを経て本役を射止めた多部は、「もともとディズニー&ピクサー作品が大好きで、前作『インサイド・ヘッド』も映画館に観に行き、とても好きな作品でした。今回新たな感情の<シンパイ>というキャラクターで、自分の声で残せるのはとても嬉しいなと思いましたし、一生懸命頑張りたい」と喜びを明かした。

 演じる“シンパイ”については、「人がわからない未来のことを先に想像して、必要以上に準備をしてあらゆる問題が起こってもどうにかなるように、ちょっとせかせかしていたり、落ち着きがなかったり、でも自分は良かれと思っているので正義感があったりと、個性的な性格のキャラクターです」と解説。「他の感情とはまた一癖二癖も違った表現や声の出し方の特徴をつかむのに必死でした。<シンパイ>という感情は生きていく上でとても大切な感情だと思うので、その良さと癖のバランスをとるのが難しかったです」と収録での苦労を振り返った。また、自身については、「心配しすぎて荷物は多いタイプなので、小さいことですけれど、これ持っておいてよかった!と心配することで助けられている部分はあります」とその感情に助けられていると明かした。

 カラフルな感情たちの世界を舞台に、感動的な物語が描かれる本作。「思春期とか、人生の転機で感情がどんどん芽生える瞬間は誰もが通ってきただろうし、もしくはこれからも通るかもしれない道なので、誰もがぐっと共感できて泣ける作品になっていると思います。感情はどれも必要不可欠なもので、色んな感情で支え合ったり、乗り越えていったりしながら人生を歩んでいくと思うんですけど、観た後は自己肯定を高めてくれるようなキラキラした作品だと思ったので、大人の方にもたくさん共感していただける作品になっていると思います」と作品への自信をのぞかせた。

 監督は『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マン、脚本を前作同様メグ・レフォーヴが担当。日本版声優には、故・竹内結子さんが務めたヨロコビ役を「スイートプリキュア♪」のキュアメロディ役や「劇場版 美少女戦士セーラームーン」の木野まこと役などで知られる声優・小清水亜美が新たに務めるほか、カナシミ役を大竹しのぶ、ムカムカ役を小松由佳、ビビリ役を落合弘治、イカリ役を浦山迅が続投する。(高橋理久)

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