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『シックス・センス』鬼才のDNAを継承 シャマラン娘が映画監督を目指した理由

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月1日 15時3分

 父と同じく日本映画に造詣が深く、本作は新藤兼人監督が手がけた名作ホラー『鬼婆』からインスピレーションを受けているという。「『鬼婆』にある大きな穴と、本作で目にする大きな穴の間には、視覚的なつながりがあるんです。『鬼婆』の中で、いかに自然がとても恐ろしい言語になっているかということにインスピレーションを受けました。映画の中で背の高い草の中を走る女性のショットがあります。鬼婆の存在を感じたり、聞いたりするんです。自然の存在を究極の神のようなキャラクターとして使うことに、とてもインスピレーションを受けました」

 また、宮崎駿監督のファンであることも公言しているイシャナ監督。「私の人生を通して、宮崎監督の映画はすべて、私が感じる驚きと愛の最大の源のようなものだと思います。宮崎監督のストーリーテリングの形式に、とても強い絆を感じるんです。彼はすごい伝説の人だから、彼の作品にインスパイアされたなんて言うだけでちょっとおこがましいと思います」と尊敬のまなざしを向ける。

 中でも好きなジブリ映画は『もののけ姫』だといい、『ザ・ウォッチャーズ』でも宮崎作品を彷彿させる冒険心などを再現したという。「ある意味、彼の映画を観たときに感じるような冒険心や、大人であることと無邪気であることのバランス、自然や周りの世界を探求する感覚を再現しようと思っているんです。私の生涯を通して、彼はアーティストとしての私に、大きなインスピレーションを与えてくれると思うことがたくさんあります」

 晴れて長編デビューを果たしたイシャナ監督だが、将来的に父のM・ナイト監督と共同で映画を撮る日は訪れるのか? イシャナ監督は「私たち二人は、お互いの映画製作のプロセスに深く関わっていると思います。父は夏に公開される自分の映画(『トラップ(原題) / Trap』)を作っていて、同時に私もこの映画を作っています。そして、私たちがさまざまなことを経験しながら、深く協力し合えるというのは本当に素晴らしいことです。でも、私たちは2人ともコントロール・フリーク(何でも仕切りたがる人)なんです。だから……(笑)それが可能かどうかはわからないです」と返答していた。(編集部・倉本拓弥)

映画『ザ・ウォッチャーズ』は6月21日全国公開

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