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「アンメット」若葉竜也“三瓶先生”涙の芝居がリアルすぎて衝撃

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月11日 0時32分

 杉咲花主演のカンテレ・フジテレビ系4月期ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜よる10時~)で変わり者の天才脳外科医・三瓶友治を演じる若葉竜也。初回でグミを手に登場したときから「ハマリ役」と視聴者をわしづかみにしてきた若葉だが、10話放送の第9話ではその真骨頂ともいえる名演で魅了。SNSでは涙の感想であふれていた(※一部ネタバレあり)。

 冒頭、綾野(岡山天音)と麻衣(生田絵梨花)のスピード入籍&綾野病院と丘陵セントラル病院の法人合併というダブルの朗報によりSNSに祝福の声で沸いた第9話。一方で、ミヤビ(杉咲花)がある人物と偶然出会い得体のしれない恐怖を感じたことを皮切りに、三瓶が最も知りたかったミヤビの記憶障害の本当の原因へと近づいていくさまが描かれた。そのカギを握るのが、関東医科大学病院の大迫教授(井浦新)。グループの会長である西島(酒向芳)との黒い癒着も疑われる大迫教授だったが、彼がミヤビに打ち明けた真実は意外なものだった。

~以下、第9話のネタバレを含みます~

 視聴者の涙を誘ったのは病院で二人きりになったミヤビと三瓶を巡るラスト10分の展開。三瓶が大迫教授に会いに行ったミヤビに何を話したのかと問うと、三瓶が帝都医大をやめたときのことを聞いたと言い、鞄からラムネを取り出して三瓶へ。三瓶がお返しにとグミを渡すと「これずっと好きなんですか?」と問うミヤビ。「好きではないですね」とボソリ答える三瓶に、ミヤビは「じゃあ何が好きなんですか?」「近所に駄菓子屋さんとかなかったですか?」「あんまりいかなかったですか?」「放課後何してたんですか?」と次々に質問を投げかけ、いつになく饒舌だ。三瓶は「何か、蟻見てたりしてましたけど……」と答え、ここまではいつもの微笑ましいトークに見えたが、三瓶が兄の話を始めたことからトーンが一変。

 三瓶には三つ年上の兄がおり、ミヤビが「今は何しているんですか?」と問うと兄はすでに亡くなっていることが判明。三瓶はミヤビを心配させまいとしているのか「全然……」と何でもないふりをしようとしながらもくるりと背を向け、「すみません……」と再び振り向いたときには涙を流していた。そこから兄が重度障害者だったこと、三瓶が8歳のときに施設に入ったことをポツリポツリと語り出した。彼は声を震わせながら「僕も含め、障害者施設を勧めた人たちも僕も、家族もみなそれが最善だと思っていたんですけど兄はずっと泣いてて……。世の中も僕も兄のためって言いながら、ただ遠くに見えないようにしていただけなのかもしれないなと思いますね」と考えを巡らせ、かつて自身が救えなかった命を思い返しながら「なおちゃんのことも今も正解かどうかわからなくて……いろいろ頑張ったんですけど、僕はまだ光を見つけられていません」と苦しそうに顔をゆがめた。

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