「ブンブンジャー」宮澤佑、特撮オーディションに10回以上落ちた過去 29歳で念願のブンバイオレット変身に感慨

　16日に放送された特撮ドラマ「爆上戦隊ブンブンジャー」第16話より、宮澤佑（みやざわ・ゆう）ふんする新キャラクター・焔先斗（ほむら・さきと）／ブンバイオレットが登場した。先斗は、あらゆるトラブルの解決を図る“始末屋”でありながら、時にトラブルが複雑化した状態を「カオス」と楽しむなど謎多き存在だ。「ブンブンジャー」に新戦士として加わった宮澤がインタビューに応じ、キャラクターとの向き合い方や、これから1年間の意気込みを語った。（取材・文：編集部・倉本拓弥）

思い出のスーパー戦隊はガオレンジャー＆ハリケンジャー

Q：宮澤さんといえば、先日まで同じニチアサ（日曜朝の特撮番組）の「仮面ライダーガッチャード」でハンドレッドの大隊長・アルファを演じられていました。「ブンブンジャー」に先駆けて東映特撮の撮影現場を経験した感想は？

　普通の現場とは違って面を被った演者がたくさんいるので、そこに対して驚きがありました。また、キャストがアフレコ収録するために、スーツアクターさんがセリフを言いながらお芝居をすることにもビックリしましたし、子供たちのために、お芝居をやや大きめにしている印象も強く、自分も焔先斗を演じる上でそういったことを意識しています。

Q：「ガッチャード」ではカッシーンのスーツを着て演技をしていましたね。

　キャラクターのスーツを着る機会があまりないので、すごく新鮮な気持ちでした。素面の時とは違う可動域なども含めて、スーツアクターさんがいかにすごいのか身をもって感じました。

Q：思い出に残っている東映特撮はありますか？

　「百獣戦隊ガオレンジャー」「忍風戦隊ハリケンジャー」です。事務所の先輩に純烈の酒井一圭さん（ガオブラック／牛込草太郎役）や白川裕二郎さん（カブトライジャー／霞一甲役）がいらっしゃることがまず驚きで、放送当時、遊園地にヒーローショーを観に行ったことも記憶にあるので、すごく感慨深いです。

10回以上落ちたオーディション…29歳でヒーロー変身に感慨

Q：「ブンブンジャー」に新戦士として参加した心境は？

　19歳ぐらいから特撮作品のオーディションを受けてきて、10回以上は落ちているので、合格した時は率直にとても嬉しかったですが、その気持ちよりも「このタイミングで出演できるんだ」という感慨深さが強かったです。29歳でスーパー戦隊シリーズに出演できるとは思ってなかったので、画面上で自分が変身している姿が映った時に、初めて「俺、出てる！」という感覚になりました。