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ゼンデイヤ、テニスシーンはダンススキルで乗り切る『チャレンジャーズ』で挑んだ悪女役

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月15日 19時2分

 「ルカを見ると、これらのシーンを作り上げながら、(アクションの)振り付けを始めていました。テニスのシーンのすべてのショットが絵コンテに描かれていたんです。それで、私はダンサーだから、『踊る感じでやってみよう』と思いました。素晴らしいテニスのスタントダブルがいたので、彼女のフットワークや動きを把握し、彼女の鏡のようになりたかったんです。彼女の横にいる自分を録画して、それを見直しました。ある時点で、私はテニス選手にはなれないとわかりましたが、そう見せかけることはできました(笑)」

 映画のラストは、パトリックとアートの試合が描かれ、緊迫感みなぎる大きなクライマックスを迎えることになる。グァダニーノ監督は、「僕たちは、何日もドラマの部分をリハーサルして、それから毎日数時間、コートに立っていました。テニスのアクションが、登場人物の間の関係をどのように反映しないといけないかわかっていました。最後の瞬間は、基本的に台詞のないシーンで、観客の誰もが、そこで構築される感情の高まりを明白に理解できないといけませんでした。ラスト10分の撮影には、8日くらいかかったと思います。そしてポストプロダクションでも多くの仕事がありました」と振り返る。

 オコナーは、「パトリックは、自信に満ち溢れ、自分自身を心地よく受け入れているキャラクターだと感じました。僕たちみんながそうであるように、彼にも恐れや不安があっても、彼は完全に人生を全うして生きているんです」と役どころを分析。

 一方、フェイストは、アートというキャラクターを、「自分の技能に愛想を尽かした職人というアイデアでした。自分の仕事や技能に没頭しているとき、それをやるプロセスはすごく楽しいものなんです。彼は必死になって、そういう純粋な場所に戻ろうとしているんです」と語る。また、「ジョシュと僕は、ボストン近郊を歩き回って、セリフを練習しました。一緒に撮影現場に通いましたし、すごく多くの時間を一緒に過ごしたんです」と、親友役の役づくりに励んだことを明かしていた。

主人公は悪女なのか?

 会見の最後には、ゼンデイヤに向けて「観客の多くは、タシがヴィラン(悪役)であることを気に入っているようですが、彼女がちょっとした悪女であることを受け入れていますか? それとも彼女は誤解されているだけだと思いますか?」という興味深い質問が出た。

 「好感を持たれる必要やこだわりがなく、許しをこうことがない女性キャラクターだという新鮮さが、そういう反応を呼んでいるのかもしれないですね。私にとってもそれが新鮮で、彼女を演じたいと思ったんです」と答えたゼンデイヤは「私は、この映画のキャラクターたちに対して先入観を持っていましたが、マイクとジョシュの演技だけで、その認識が変わりました。映画を観るたびに、『今回はこの登場人物に感情移入した』とか、『今回はこっちを応援している』となったりします。この映画の素晴らしさは、見るたびに登場人物に対する考えが変わることだと思います」と締めくくった。

 ゼンデイヤの新たな面を見る楽しみに満ちた本作が、観客にどのように受け取られるのか、反応を見るのが楽しみだ。

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