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「光る君へ」渡辺大知、“平安のF4”に「同窓会みたいになったら嬉しい」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月24日 5時2分

 ところで世間では藤原道長(柄本佑)、藤原公任(町田啓太)、藤原斉信(金田哲)、行成の“F4”に沸いているが、撮影現場はどんな雰囲気なのか。まだプライベートで会う機会はないそうだが、4人そろっての取材の場があり「そこで初めて4人がそれぞれ思っていることを言うみたいな感じになりました。“そういうことを考えてはったんや”と知れる機会になってよかったです」と渡辺。

 「その4人ってちょうど会いたくなった頃に会えるんですよ。おのおの違うシーンをいろいろと撮っていて、そういえば最近この4人でのシーンないなと思っていた頃にそろうシーンがやってくるというか。そういう時に“今、公任は30超えている”とか、次に会った頃には“行成も30超えたんだね”とか、状況を確認し合うというか。この前(撮影で)会ったら僕以外みんなヒゲを生やしていて “なんすかそれ?”みたいな(笑)。“実はもう40ぐらいになったんだよ”“そっか、もう40なんすか”といった調子で。改めて台本を見ると確かに3年飛んでいるみたいな。そういうふうに時代の節目で会えるので、時代の経過を感じられて楽しいですね。後半どういう脚本になるかわからないですが、誰1人欠けてほしくないなと。この4人で定期的に集まる同窓会みたいになったら嬉しいです」

 そして、行成と言えば「書の達人」として知られ、劇中でもたびたび見事な筆を披露。本作で題字と書道指導を担当する書家・根本知をして「渡辺さんはもともとすごく字のうまい方なので、私としては“よくぞこの方をキャスティングしてくださった!”と感謝しています」と言わしめているが、渡辺自身は「書道は未経験で、書くことも苦手」だったという。未経験からどのようにしてアプローチしたのか。

 「最初に書道指導の根本先生に行成が書いたものだったり、その時代に書かれたものをいくつか見せていただいて見比べたりしました。書いている時の様子や書で使う文机が絵で残っているので、そういう資料を見せていただいて。それに、書は自分を投影する鏡のようなものだということ、書くという行為は天から下ったものを自分を通して形にするものであるというか、神聖なものであるといったことを教えていただきました。未知の世界ではありましたが、そうした感覚は時代が平安であっても現代であっても変わらないと思いますし、僕も想像することができたので、そういう作業が役をつくっていくっていうことなのかなと」

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