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西興一朗「ウルトラマンアーク」で4大特撮制覇 アバレンジャーから20年、未来につなげるヒーローの力

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月13日 9時30分

 自身が演じるヒロシ所長については、「SKIPの中ではトップだけど、決して高圧的な人間ではない。若いメンバーにも同じ目線で接していて、SKIP所員同士の仲がいいチームみたいで、そんな中、ヒロシ自身は少しおとぼけなところ、コミカルな部分、その両方を織り交ぜながら、決めるときは決める。そういった役柄です」と力を込める。「最初こそ多少手探りのところもありましたが、レギュラーキャストはみんなフワフワしたところがあって、役柄を通しても、それが見えたほうが家族っぽい感じが見えるのかなって。僕自身は割とみんなの芝居に乗っからせてもらっている気がします」

 SKIPのメンバーには、お揃いのTシャツや帽子、ジャケットが衣装として用意されており、その着こなしも役柄の個性を際立たせるための一要素となっている。「ジャケットも今は割とオーバーサイズで着たりしますが、ヒロシはなんだかんだで、昭和のおっさんなので(笑)、少し小さいサイズを選んで着させてもらいました。髪の毛も全然セットしてないし、あまり格好よく見えない方がいい。あくまで気のいいおじさんです」

おじさんが悪目立ちするのはよくない

 西は本作の直前まで『アバレンジャー20th』の撮影でヒーローを演じていたこともあり、役づくりのためにパンプアップした肉体を「アーク」出演のために削ぎ落す必要があった。

 「なるべく若く見せたくなかったんです。筋肉を落として、少しだけ太りました。それこそ、ヒロシの専門は地質学で、役柄としては学者肌なんです。むしろ、ガリガリに見えるくらい落とした方がいいかな? とも思ったのですが、さすがに無理でした(笑)」

 このように、逆の作業はなかなか珍しいのではないだろうか。「そうは言っても、特に無理はしてないんです。まずは筋トレをやめること。後は普段の生活に戻すこと。この二つですね。無理な摂生はしない。逆に太り過ぎてもそれはそれで違いますから」と肉体づくりについても独自のこだわりをうかがわせる。

 また、そうした役づくりは、若いキャストとのバランスを考えてのことでもあり、自身もヒーロー経験者だけに「こういう作品は特に、おじさんが悪目立ちするのはよくないんです」と謙虚な姿勢をのぞかせる。さらに、ウルトラマンアークに変身する主人公・飛世ユウマ役を務める主演の戸塚有輝にも、大きな期待を寄せている。

 「飛世ユウマは子供なら絶対に感情移入してくれるキャラクターで、有輝の純粋な気持ち、彼が本来持っている優しい心が役柄を通して表れています。とにかく有輝が主役で出てくれたことが、『アーク』が成立する上で、一番いいことだと思いました。『アーク』のレギュラー陣は有輝も含めて、3人ともとてもいい子たち。現場で心が浄化されました」

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