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高畑充希、塩野瑛久の言葉が励みに 「光る君へ」で愛に生きた中宮をまっとう

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月21日 20時45分

 現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で、一条天皇に入内し、中宮となった藤原定子を演じる高畑充希。定子と言えば、清少納言が執筆した随筆「枕草子」では、明るくユーモアあふれる才色兼備な女性として描かれているが、本作のなかでは一条天皇との“愛”がクローズアップされている。そんな定子を演じ切った高畑が、一条天皇を演じる塩野瑛久との撮影を振り返った。

 本作では、1000年以上の時を経た今もなお世界中で愛されている「源氏物語」の作者・紫式部/まひろ(吉高由里子)の生涯を、平安貴族の最高権力者となった藤原道長(柄本佑)との密やかな恋心を軸に、さまざまな人間模様と共に描く。

 これまで、まひろと道長の恋を中心に、花山天皇(本郷奏多)と女御・藤原よし子(井上咲楽※「よし」はりっしんべんに氏が正式表記)らさまざまな恋模様が描かれてきた。ときには大胆なラブシーンが大きな反響を呼んだ。なかでも、一条天皇と定子の仲睦まじさはSNS上でもたびたび話題になっている。

 一条天皇を演じる塩野とはドラマ「あすなろ三三七拍子」(2014)で共演経験があるが「当時はほとんど同じシーンがなかったので」とほぼ今回が初めての対峙だったという。「それでも、定子にとって一条天皇との関係は、清少納言と同じぐらい大切な間柄だったので、まったく初めましてではなかったのは、すごく良かったです」と過去の共演が良い効果になっていたようだ。

 もともと高畑が定子に抱いていたイメージは、「枕草子」で描かれているような「明るくてユーモアがある魅力的な女性」だったという。高畑はこれまで「誰かに憧れを抱くような役が多かった」と振り返ると「少納言や一条天皇から“推し”のように憧れられる存在を演じることに、すごくプレッシャーがあったんです」と胸の内を明かす。

 そんななか、塩野が面と向かって「定子さん好きです」と憚ることなく言葉で表現してくれていたことに「とても救われた感覚が強かった。そう言ってもらえると、自分でも大丈夫かもしれない」と自信につながったという。

 一条天皇に溺愛される定子。しかし物語が進むにつれて、高畑は一条天皇とのシーンに対し「どんどん複雑な心境になっていきました」と語る。

 その理由について「最初のころは年の差もあり、可愛い弟分のような存在だったのが、徐々に男性として見るようになり、そこから愛し合うことになります」と関係の変化に触れる。物語が進み一条天皇が成長し、その立場が明確になってくるにつれ、無邪気に愛し合うだけではなく「定子が入内した本来の意味、一家繁栄のための役割がのしかかってきた」と話す。

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