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「光る君へ」高畑充希、「枕草子」朗読を追加収録 試行錯誤重ねた裏側明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月22日 6時15分

 現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で一条天皇に入内し中宮となった藤原定子を演じる高畑充希。2014年放送の「軍師官兵衛」以来約2度目、10年ぶりの大河ドラマ出演となった本作では波乱に満ちた中宮を演じているが、高畑が特に印象に残っているのが、清少納言が綴った「枕草子」が誕生したシーンだったという。

 「源氏物語」の作者・紫式部/まひろ(吉高由里子)の生涯を描く本作。劇中では、まひろが懇意にする清少納言/ききょう(ファーストサマーウイカ)が、兄・伊周(三浦翔平)、弟・隆家(竜星涼)の不祥事によって、内裏を追われることになった中宮を励ますためにどうしたらいいのかとまひろに尋ねるシーンがある。

 その際のまひろの提案を受け、ききょうは定子のために言葉を綴り「枕草子」が誕生するきっかけとなる。

 高畑は「定子にとって少納言はとても大切な存在」と彼女の人生には切っても切れない存在であることを強調し、「『枕草子』が誕生した場面は、台本を読んでいて一番好きなシーンだったんです」と第21回「旅立ち」の撮影を振り返る。

 その理由について「セリフがほとんどない。『枕草子』誕生という大きな出来事を情景だけで描く。加えて、実際の四季の流れではなく、映像として四季を見せてくれる」と説明すると「大石静さんの脚本が素敵だなと思いました。実際演じるときは、少納言の気持ちに胸を打たれている定子の心の動きはあるのですが、映像で表現されている情景に馴染めるよう、なるべく感情的にならず、ただそこにいることだけを心掛けていました」と当時を述懐した。

 実際のオンエアを観た際に高畑は「わたしが演じているときは、少納言が紙に文字を書いているシーンは見ていませんでした。だからこそ、その映像や音楽が組み合わさって、とても美しいシーンだなと思いました」と感激した様子。同シーンで高畑が朗読した部分については「古い言葉で言うのか、現代語訳で言うのか、少納言が読むのか、定子が読むのか……試行錯誤したんです」と語る。

 さらに高畑は、映像を繋いだところ「定子が読むのが一番伝わるのではないか……」という結論になり「クランクアップしたあと、朗読を録りに行ったんです」と裏話を披露。放送後、SNSにも「枕草子」誕生の描写は「美しい」というコメントが溢れた。高畑は「あの情景がどうやったら素敵に伝わるのか……みんなで悩みながら作った結果、わたしが読ませていただくという形になりました」と経緯を語っていた。

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