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『仮面ライダーガッチャード』田崎竜太監督、劇場版で新たな試み ガヴ最速登場にも変化「情報量はいつもより多い」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月25日 7時3分

 劇中では眼帯をした純政も登場します。昔起きた事件に由来するアイテムなので、純政とDAIGOさん双方が装着しているんです。時間軸が2つに別れ、2種類の宝太郎が発生したことを眼帯というサインでわかりやすくしたかったというのが1番の目的です。また、眼帯をすることで片目を失うほどの激しい戦いをしてきたという、宝太郎のもう1つのアナザーストーリーも読み取れます。仲間が次々と死んでいった、悲劇的な人生を歩む宝太郎を描こうとしています。

Q:DAIGOさんはテレビシリーズには声のみで出演となりましたが、未来の宝太郎のキャラクター像は、テレビシリーズの頃にある程度固まっていたのでしょうか?

 あの時点で、未来の宝太郎のキャラクター像ができあがっていたかというと、そうではありません。崩壊した未来から来た宝太郎という、漠然としたキャラクターの背景はできていました。

Q:劇中では、2人の宝太郎が物語の中心人物となります。2人の関係性について、注目ポイントを教えてください。

 お子さんやご両親、特撮ファンなど、これから長い人生を歩む方が観客となるので、例えば「人生ではこんなこともあるかもしれない」という振り幅を感じていただきたいです。辛いことに直面している方がいたら、この映画を観た時に「過去の自分が今のあなたを見たら、どう思いますか?」ということまで想像できると思います。一度過去に立ち返れば、「あの時どうだったかな?」と当時の志ややる気を取り戻せることだってあるかもしれません。

子供たちがキャラクターを応援できる仕掛けを採用

Q:田崎監督が手がけた『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』(2001)から23年が経ちますが、当時から現在まで、仮面ライダー劇場版の製作にはどのよう な変化が見られますか?

 スタッフに若い方や女性が増えた気がします。「アギト」の頃はかなり手探りでやっていましたね。16ミリや35ミリフィルムで仕事していた人たちが、「クウガ」からビデオになって、平成仮面ライダーシリーズ2年目の「アギト」では、ビデオカメラで映画を撮ることが初めてだったんです。いろんな問題が起きて、それを1つずつ潰して公開に辿り着いたので、そういった目に見えない大変さはありました。

 いまでは、iPhoneで映画が撮れる時代になり、本作でも実際にiPhoneで撮影したカットがいくつか登場します。360度カメラやドローン撮影も当時はなかったので、技術面でも当時とは全く異なります。

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