1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

「もし徳」聖徳太子役になぜ長井短?キャスティングの理由

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月28日 7時15分

 眞邊明人の大ヒット小説を実写化する映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(公開中)でAIとして復活する聖徳太子を演じるモデル、女優、作家の長井短。徳川家康、豊臣秀吉、織田信長ら歴史に名を刻んだ偉人たちが現代の日本に蘇り、最強内閣が誕生したら……? そんな「もしも」の世界を描く本作では偉人たちのキャスティングが大いに注目を浴びたが、なかでも異彩を放っているのが聖徳太子。キャスト発表時、長井自身も「オファーがきたときの最初の気持ちは『合ってる?』でした。私女だけど…っていう」と驚いたことを明かしていたが、キャスティングの理由を武内英樹監督が語った。

 本作は、17万部を突破する大ヒットを記録する同名小説に基づき、コロナ禍真っ只中の2020年の日本を舞台に、首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死したことから未曾有の危機に直面した政府の「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」というプロジェクトの顛末が描かれる。『テルマエ・ロマエ』シリーズや『翔んで埼玉』シリーズなどのヒット作を生み、今年12月に『はたらく細胞』の公開を控える武内監督がメガホンをとった。

 本作では平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代など各時代の偉人たちが集結し、内閣を結成するところから幕を開けるが、長井演じる聖徳太子はその中でも最古の飛鳥時代に生きた人物。推古天皇の摂政を務め、一度に十人の声を聞き分けるなどの逸話があり、劇中ではその能力を生かしつつ法務大臣として活躍する。文部科学大臣の紫式部(観月ありさ)と同じく、原作には登場しないオリジナルキャラクターだ。

 長井も「私女だけど…」と驚いたというが、武内監督いわく「性別は関係なかった」とのこと。「聖徳太子ってすごくミステリアスじゃないですか。10人の声を聞き分けるとか神格化された人物なので、不思議、ファンタジックな雰囲気を持った方にやっていただきたいと。それでどなたにお願いすべきかリサーチしていたところ、長井さんの写真を拝見して“なんだこの独特の雰囲気は”と惹きつけられて。ご本人も“なんで私がおじさんをやるの”とびっくりされていましたけど、やっていただけて良かったです」と経緯を明かす。

 原作では法務大臣が藤原頼長、文部科学大臣が菅原道真という設定だが、映画では法務大臣が聖徳太子、文部科学大臣が紫式部へとアレンジされている。その意図を、武内監督はこう語る。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください