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「カクレンジャー」30年ぶり正統続編、真のテーマは“継承” 小川輝晃&広瀬仁美が語る忍者戦隊の未来【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月29日 10時30分

 Mrs. GREEN APPLE のライブに行ったという小川も、「ステージ上で何万人ものファンを魅了する大森くんの姿に驚きました。撮影現場で『緊張します』と話していたのですが、演技をすれば、大森くんでなく吾郎になるんです」と舌を巻き、「大森くんの演技は完成度が高くて、僕たちもそれに後押しされていました」と感謝していた。

 最後は5人が猫丸クレープに集まり、鶴姫が25代目カクレンジャーのリーダーに吾郎を指名して物語は幕を閉じた。広瀬は「サイゾウはこれから先も猫丸クレープで頑張って、ジライヤはまたアメリカに行くんだと、自分の中で(5人のその後が)イメージできるんです」とカクレンジャーの未来を思い浮かべる。

 エンディングダンス後には、封印の扉が赤く光る意味深なカットが映し出される。小川は「封印の扉が光っているということは、25代目が何とかしてくれるんじゃないかと、僕たちも期待しています」と語り、「本当に『忍者戦隊カクレンジャー シーズン2』が実現してもいいんじゃないかと思っています。大森くんを主人公に、僕たちもたまに出演して、茶々を入れたりします(笑)」と想像を膨らませた。

 忍者モチーフのスーパー戦隊の歴史は、「忍風戦隊ハリケンジャー」「手裏剣戦隊ニンニンジャー」と現在も続いている。エンディングダンスでは、「ハリケンジャー」から長澤奈央(野乃七海/ハリケンブルー役)と山本康平(尾藤吼太/ハリケンイエロー役)、「ニンニンジャー」から多和田任益(キンジ・タキガワ/スターニンジャー役)が友情出演し、カクレンジャーの5人と共にダンスを披露した。

 後輩忍者たちの出演に、二人は「本当にうれしかった」と笑顔を見せる。「短いシーンのために、ダンスを覚えて一緒に踊ってくれて……。私たちは何回も失敗しているけど、彼らは一発OKだったんです」(広瀬)

 「スターニンジャーの多和田くんは、エンディングダンスの振り付けアレンジと指導を担当しています。康平くんはメイキングを撮影して、長澤さんは『私もぜひ!』とダンスに参加してくれました。後輩たちが作品をまたいで参加してくれることは滅多にないことなので、本当に嬉しかったです。たくさんの方が踊ってくれて、エンディングがグッと締まった感じがします」(小川)

 カクレンジャーの現在と未来を映し出した正統続編。広瀬は「2回観て満足する作品ではありません」と見どころが山ほどあると明かし、「自分の推しキャラクター以外の目線で作品を観ると、さらにおもしろくなります。それぞれがいいキャラを出しているので、隅々まで観ていただきたいです」とアピールする。

 一方の小川は、「康平くんが登場するのはエンディングダンスだけと思っている人が多いと思うので、ぜひ(エンディング以外で)康平くんを探してみてください。どこにいるのかは内緒です!(笑)」と笑顔。「また、エンディングダンスでは1人だけ振りを間違えているので、よく見ていただくと面白いです。すごく真面目な顔をして『ちくしょう!』と悔しがっているので、そこを発見していただけるともっと楽しいはずです」と締めくくっていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編」は東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信中

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