剛力彩芽、10キロ増量でライオネス飛鳥役 パブリックイメージに葛藤した20代を重ねる
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月24日 7時32分
爽やかな笑顔でファンを魅了し、瞬く間に人気モデル、女優になった剛力彩芽。そんな彼女も2020年に18年間所属した事務所を退所し独立。剛力が30歳の節目に「新しい挑戦をしたい」と臨んだのが、Netflixシリーズ「極悪女王」(独占配信中)のライオネス飛鳥役だ。日頃から華麗なダンスを披露するなど運動能力には定評があった剛力だが、線の細い彼女が「女子プロレスラー?」と驚いたファンも多かったのでないか。なぜ剛力が本作に挑んだのか……? 剛力が、熱い思いを語った。
独立後のハングリー精神が出演のきっかけ
本作は、1980年代に日本中を震撼させた女子プロレスのヒールユニット「極悪同盟」を結成し、稀代の悪役レスラーとして一世を風靡したダンプ松本の半生を、フィクションとして描いた物語。企画・脚本・プロデュースを鈴木おさむ、総監督を『孤狼の血』シリーズの白石和彌が務める。剛力は、ダンプ松本(ゆりやんレトリィバァ)のライバルとして彼女の前に立ちはだかるベビーフェイスのタッグチーム、クラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥を演じた。
ライオネス飛鳥は、タッグを組んだ長与千種(唐田えりか)やダンプの同期として女子プロレス界に入門したが、群を抜いて運動神経とプロレスのセンスがあり、すぐにデビューにこぎつけるエリートだ。
ダンスを得意とし、運動神経は抜群の剛力だが、華奢な体型でおおよそプロレスラーにはほど遠いビジュアルだ。自身も「正直オーディションのお話があるまで、プロレスはほとんど見たことがありませんでしたたし、痛いし、怖いんだろうな……と」という認識だったという。
実際オーディションでも、総監督を務めた白石和彌から“水着を着ますし、体重も増やしていただきます。来るところ間違っていませんか?”と言われたという。それでも剛力は「やりたいです。頑張ります」とためらいはなかったという。
その理由について、剛力は「オーディション開催の時期が、ちょうどわたしが30歳になる節目だったんです。前事務所から独立させていただき、今までやったことがないような挑戦をしてみたいと強く思っていた時期でした」と当時の心境を明かす。
増量が順調だったのは初めの1週間だけ
覚悟を持って臨んだオーディション。剛力の熱意が通じて見事ライオネス飛鳥役を射止めた。そこから始まった肉体改造では、強い思いで挑んだものの「こんなに体重を増やすことが大変なのか……と痛いほど身に沁みました」と語る。
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