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A24&NEON…インディーホラーがハリウッド席巻!2024年最新ホラー事情

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月4日 19時2分

 純粋なホラーではないが、アリ・アスターの最新作『エディントン(原題) / Eddington』も撮影は完了しており、来年にはお披露目になるかもしれない。新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック最中のニューメキシコを舞台にした西部劇でありダークコメディだが、ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、オースティン・バトラー、ペドロ・パスカルというオールスターキャストがどんなケミストリーを見せてくれるか?

 続いて、NEON。オズ・パーキンス監督、ニコラス・ケイジ、マイカ・モンロー主演の『ロングレッグズ(原題) / Longlegs』が7月12日に北米で封切られ、初日から3日間で2,240万ドル(約31億円)を稼ぎ出し、初登場2位を記録。これはNEON史上最大のオープニング成績で、現時点での北米の興収は7,404万ドル(約103億円)、世界興収は1億ドル(約140億円)を突破する大ヒットに。『パラサイト 半地下の家族』を超えて、NEON歴代1位のヒット作となった。オレゴン州で連続殺人事件が発生、女性FBI捜査官がオカルトを信仰する謎のシリアルキラーを追跡する、というダークで詩的で意外性のある、ニコラス・ケイジのエキセントリックな怪演が光る秀作だ。

 他にも、3月22日に北米で公開されたシドニー・スウィーニー主演の『イマキュレット(原題) / Immaculate』も初登場4位、累計興収は1,567万ドル(約22億円、世界興収は2,844万ドル)。ハンター・シェイファー主演『クックー(原題) / Cuckoo』は8月9日に封切られ、こちらもトップ10入り。620万ドル(約8億円)を超える興行収入を上げた。ホラーではないが、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したショーン・ベイカー監督のコメディドラマ『アノーラ(原題) / Anora』もNEON配給で10月18日に北米公開される。賞レースを騒がせる一本になるだろう。

 2025年のNEON配給作品だが、スティーヴン・ソダーバーグ監督『プレゼンス(原題) / Presence』が2025年1月17日に北米公開。郊外の幽霊屋敷を舞台にしたツイストのあるホラーだ。脚本はデヴィッド・コープ(『インディ・ジョーンズと運命のダイアル』)が執筆。2月21日には、パーキンス監督がスティーヴン・キングの短編小説を映画化した『ザ・モンキー(原題) /The Monkey』が封切られる。双子の兄弟が屋根裏部屋にあった猿の人形を発見したことを機に怪死事件が発生するというホラー。ジェームズ・ワンが製作。サラ・レヴィとテオ・ジェームズが主演。2作連続でパーキンス監督作がヒットとなるか注目。デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督『イット・フォローズ』(2014)の続編『ゼイ・フォロー(原題) / They Follow』もNEONが製作と北米配給を手がけ、いよいよ2025年にクランクインする。

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