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「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介なら「日曜劇場を背負える」脚本・野木亜紀子&監督・塚原あゆ子インタビューが公開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月17日 18時32分

・キャスティングのこだわりや、それぞれの魅力について

野木:それぞれ違うタイプの俳優さんに集まってもらえましたね。神木くんと清水尋也くんは全く違うタイプの俳優さんですし、杉咲花さん、池田エライザさん、土屋太鳳さんもパッと見ただけで、明らかに異なるキャラクターを演じているとわかると思います。若い俳優さんを知らない年配の方はもちろん、外国の方が見ても混乱せずに楽しんでもらえると思います。

塚原:基本的には、それぞれが一緒にお仕事をしたい俳優さんの名前を挙げてキャスティングが進みましたね。現代パートにもひと癖ある俳優陣が揃っていて、個性的なお芝居のぶつかり合いを観ることができます。過去と現代パートの空気感が全く違っているので、その違いも見どころ。同じ日に過去と現代のシーンを撮影することもあって、「水がない…!」というセリフがあったかと思えば、その後の撮影では高級車から降りてくるシーンがあったりして。まるで2本の別作品を撮っているような感覚になります(笑)。

野木:キャスティングでいえば、新井さんが炭鉱夫役を集めるのにかなり苦労していますよね。炭鉱夫に見えると同時に、しっかりお芝居ができる人を探すのが大変らしくて。屈強な体格の俳優さんは、誰も彼も他の時代モノの撮影でスケジュールを大きく抑えられていて困るという裏話もあったりして(笑)。

塚原:そうそう。それに若い世代の俳優さんは細くて色白な方が多くて、炭鉱夫のイメージとはちょっと違うこともキャスティングの難しさに繋がっています。さらに、撮影で毎日会うのは神木さんくらいで、他の皆さんは1週間に一度会うかどうかというくらい、多くの方に出演してもらっています。それだけの人数をまとめるのは本当に大変ですが、そこで新井さんの手腕が光る。まさに潤滑油のような存在でフットワークが軽く、みんなの姉御的な立ち位置でまとめてくれるからこそ成り立っている撮影現場です。

日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」は10月20日スタート(毎週日曜よる9時~※初回25分拡大)

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