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「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介が一人二役の理由、推測は「難しい」プロデューサーが語るドラマの魅力

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月1日 19時0分

 神木隆之介が一人二役で主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の新井順子プロデューサーが、物語に仕掛けられた謎やキャストの魅力について語った。

 本作は、新井プロデューサーが、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」、映画『ラストマイル』に続いて、脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子と手掛ける初の日曜劇場。舞台は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京。戦後の復興から高度経済成長を迎える端島に生きる主人公・鉄平(神木)と、現代の東京で夢もなく生きるホスト・玲央(神木/一人二役)を通して、過去から現代へ通じる希望を描き出すヒューマンラブストーリー。

“没入型”俳優・神木隆之介の魅力

 先日放送された第1話では、これまでのイメージを覆すような、神木のホスト役も話題に。明るく真っ直ぐに生きる鉄平と違い、無気力で死んだような日々を送る玲央役について「見たことのない神木さん像を作ろうとなった」と明かす新井は、神木の役づくりを絶賛する。

 「最初にドラマの企画書をお渡しして、初めてお会いした時にはホストの動画を研究されていました。“この人知ってますか?”とこちらに教えてくれるくらい(笑)。ロケ先のホストクラブの方にも、お話を聞かせてもらって、聞いたことをすぐ実践されていて、上手いなと感じました」

 もちろん、正反対の役を時代を越えて演じることに苦労を告白することもあるというが、新井は「非常に生っぽいというか、(ホスト役も)リアルなんです。ご本人も言っていたのですが、没入型の俳優さんで、よーい、ハイ! と声がかかると一瞬で役に切り替わる」と神木の演技を絶賛する。「ある時、夕方まで鉄平の撮影をしていて、夜に玲央のシーンを撮る日があったのですが、夕方まで前向きな気持ちで生きる鉄平だったのに、夜なると全てがダルいと思って生きている玲央になるんです。その死んだような目が本当にすごくて。切り替えるのは簡単ではないようですが、そんな玲央の変化にも注目していただきたいですね」

いづみは誰?鍵は三人のキャラクター

 端島パートには、鉄平を中心に、鉄平に思いを寄せる食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、どこからか逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナ(池田エライザ)、そして、同じ大学を卒業した幼馴染の百合子(土屋太鳳)という3人のキャラクターが登場。それぞれのキャスティングについて、新井は「神木さんを中心に、海外の方が見ても3人の個性の違いがはっきりとわかるような方にお願いしたいと考えていました」と明かす。

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