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「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介が一人二役の理由、推測は「難しい」プロデューサーが語るドラマの魅力

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月1日 19時0分

 「リナは、お芝居に加えて歌も披露するということもあり、池田さんにお願いしました。受けていただけるか不安もあったのですが、お父さまが端島の隣の高島出身で、おじいさまが炭鉱員ということから運命的なものを感じてくださったようで、すぐに快諾いただけました。杉咲さんと土屋さんは、それこそお二人が学生の頃から……杉咲さんは中学生の頃、土屋さんは高校生の頃からずっとお仕事をしてきたので、また一緒にやりたいという思いがあり、お願いしました」

 そして、現代パートで重要となるのが、玲央を端島へと導く謎の婦人・いづみを演じる宮本信子だ。「どうしても宮本さんにお願いしたいと思い、思いをしたためた手紙を送らせていただき、念願かなっての出演になりました」と明かす新井。第1話の放送時には、いづみが、3人のキャラクターの現代の姿なのではないかと視聴者の間でも話題に。彼女の正体をめぐってX(旧Twitter)でも考察が飛び交ったが、新井は「もちろん、いずれわかってくることになります」とニヤリ。

 神木が一人二役を務めていることにも意味があるといい「いろいろと推測していただきたいです。ただ、答えにたどり着くのはかなり難しいです。脚本を読んだ時、スタッフみんなで『え~!』となりましたから(笑)」。第1話の時点で、謎につながるヒントが登場しているといい「きっと最終話まで観ていただいた後で1話に戻っていただくと、“ああ、そこか!”となっていただけると思います」と語る。

端島を映像化!映画規模の撮影

 連続ドラマでは初となる、在りし日の端島の映像化も話題を呼んでいる。実際の端島でのロケは難しいため、製作陣は、ロケとセット、VFXを多用して島の映像化に挑んだ。第1話でリナが端島音頭を歌う階段が印象的な“端島銀座”と呼ばれる道は、セットで再現されている。

 新井は「セットを建てる場所を探すだけでもかなりの時間がかかりました。撮影が長期にわたるので、しっかりとしたものを作るのが本当に大変で。リナが端島音頭を歌うシーンでは、300人ぐらいのエキストラに集まっていただいたのですが、その方々の着替えだけでも2時間くらいかかっています。また、端島には緑がないのですが、そんなロケ場所を探すのも不可能に近い(笑)。VFX も多用していて、みんなに“映画並みだね”と言われます」と苦労を明かす。

 端島に存在した映画館やビリヤード場、美容院なども登場。「最初は写真だけのイメージカットで紹介するという考えもあったのですが、塚原監督が実写で撮りたいとこだわられて、ワンカットのために装飾をして再現しました。美術スタッフの皆さんも、毎日数台のトラックでやってきて作業してくれていて。本当に頭がさがります」(新井)

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