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失神&嘔吐者続出ホラー『テリファー』監督、最重要は子役のケア 残虐シーンは別撮り「暴力から極力遠ざける」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月29日 7時3分

 全米で失神者&嘔吐者が続出したR18+指定のホラー映画『テリファー 終わらない惨劇』(2022)の続編『テリファー 聖夜の悪夢』(全国公開中)の監督・脚本を務めたデイミアン・レオーネがリモートインタビューに応じ、本作の舞台がクリスマスになった経緯や、出演する子役たちとの接し方について語った。

 考えうるなかで最悪の方法で人々に死をもたらす殺人ピエロ「アート・ザ・クラウン」の凶行を描く本シリーズ。前作はあまりにショッキングな内容が口コミで拡散され、興味本位で映画館に駆けつける観客が続出。最新作は、オープニング興行収入1,892万8,113ドル(約28億円)を記録し、全米ボックスオフィスランキングで『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を抑えて首位デビューを飾るなど、快進撃を見せている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)

監督自ら劇場に潜り込み、映画の反応チェック

 アート・ザ・クラウン役のデヴィッド・ハワード・ソーントンとイベントに参加する機会が多いレオーネ監督は、『テリファー』シリーズの人気急増でファンから声をかけられることが増えたという。「デヴィッドはいつも『テリファー』のTシャツを着ているので、本人だとわからなくても、Tシャツを指差して『この映画大好き』と言われたりします。こんなにも作品の知名度が上がったことが未だに信じられなくて、デヴィッドの頬をつまんで夢かどうか確かめたりもします(笑)」

 イギリスで行われた最新作のプレミア上映では11人が途中退場し、そのうち9名はオープニングシーンで脱落、1名が嘔吐した。レオーネ監督は、各国で行われたプレミアに足を運び、気になるシーンは劇場に潜り込んで、観客のリアクションを確認しているそうだ。

 「とある映画館では、途中退場してきた女性一人が私のもとに駆け寄ってきて『あなたが監督ですか?』と問い詰めてきたんです。その女性は、アート・ザ・クラウンがショッピングモールで子供たちにプレゼントボックスを渡したシーンで、パニック発作を起こしかけて退場していました。残虐なシーンはまだ始まっていないのですが、彼女は子供たちがアート・ザ・クラウンのもとへ駆け寄った時に、これから何が起こるか察知したそうなんです。彼女は精神的に打ちのめされてしまい、私も『落ち着いて』と声をかけてあげました」

子供たちにトラウマを与えない

 シリーズ3作目となる『テリファー 聖夜の悪夢』は、タイトルの通りクリスマスシーズンが舞台となる。街はクリスマスの飾りで煌びやかになる中、サンタ姿のアート・ザ・クラウンが住民たちを恐怖のどん底に陥れる。

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