松下洸平「光る君へ」周明の20年の空白を語る 加齢表現は両親を参考に
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月1日 20時46分
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)でオリジナルキャラクターの周明(ヂョウミン)を演じる松下洸平。11月24日放送の第45回ラストで約5か月ぶりに姿を現し大きな反響を呼んだ周明だが、松下がまひろと20年以上ぶりに再会した周明の変化を語った。6月16日放送・第24回は周明がまひろを誘惑し、裏切るショッキングな展開で幕を閉じたが、松下は「僕はあまり反響を見ないので、皆さんがどう思われたのかちょっと分からないんですけど、(周明として)申し訳なかったなと……言うしかなくて(笑)。突然退場したので、周りの人たちに“もう出ないの?”とよく言われましたね」と振り返っている。
平安時代に、のちに1000年の時を超えるベストセラーとなる「源氏物語」を生んだ紫式部の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静によるオリジナル脚本で描く本作。松下演じる周明は、5月26日放送・第21回から登場。まひろが越前守となった父・為時(岸谷五朗)と共に越前に赴いた際に出会った人物で、生まれは日本(対馬)、育ちは宋という複雑な生い立ちがある。周明はまひろに宋のことばを教え、二人は親しくなっていくが、彼がまひろに近づいたのは宋と日本の交易を成そうとする商人の長・朱仁聡(ヂュレンツォン/浩歌)のためで、左大臣・藤原道長(柄本佑)と親しいまひろを利用しようとしていた。
吉高とは2021年放送のドラマ「最愛」で惹かれ合う設定で共演し、松下演じる刑事“大ちゃん”が絶大な人気を博したとあって、「光る君へ」でもまひろと周明の恋愛展開を期待する視聴者が多かった。その期待通り二人は徐々に絆を深め、6月16日放送・第24回では周明がまひろを誘惑する場面が大きな反響を呼んだが、松下はこのときの至近距離での芝居を「あのシーンはすごく楽しくて、吉高さんとしかできない芝居だなと思いました。1週間、2週間ご一緒した方とはやっぱりできない。3か月、4か月現場を共にした方とだからこそできるお芝居をさせてもらえたなと思うし、吉高さんに本当に感謝しています」と思い返す。
まひろを傷つけ、決別した周明だが、第45回のラストでは二人が大宰府でまさかの再会を果たした。脚本の大石から「“まだいっぱい書くからね”“松下洸平と吉高由里子のシーンを書かないと怒られる”と(笑)」と予告されていたそうで、「こんなにありがたいことはない」としみじみ感謝する松下。さらに、松下にとって喜ばしいことがあった。
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