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「光る君へ」脚本・大石静、“ラブストーリー大河”は予想外の反響 「吉高さんと柄本さんがステキ過ぎて…」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月1日 20時45分

 劇中、道長に関しては「ずっとまひろラブ」だったという大石。道長の正妻・源倫子、もう一人の妻・源明子(瀧内公美)とまひろとの対比も注目を浴びた。

 「道長は倫子と明子に等しく優しく、等しく冷たく接していました。それぞれに6人づつ子をもうけて大切にしていたとは思いますけど、心から惚れた女はまひろだけです。まひろの方は、女房として内裏に入ってからは、道長に対して距離を保つように努めていました。ちょっと不愛想なくらい。道長を思いながらも踏み出してはいけないという自制心が働いているというつもりで書きました。吉高さんの切ないけど突っ張っている芝居の匙加減が素晴らしかったです」

 道長を演じた柄本とは、吉高主演のドラマ『知らなくていいコト』(2020)以来のタッグ。大石は 「柄本さんは『知らなくていいコト』で演じた尾高由一郎と言うカメラマンの役も、ものすごくステキだったんですけど、わたしの作品で特に色っぽい気がします。何自慢してんだ? って言われそうですが、内裏や土御門殿の廊下を歩くだけでも色っぽい道長・・・ホント恐ろしいくらい見事ですよね」と、視聴者をとりこにしたその魅力に触れる。

 そして、吉高については「知らなくていいコト」に続いて2023年放送の「星降る夜に」(テレビ朝日系)でも組んでいるが、「光る君へ」では新たな気付きがあったという。

 「まひろはとても気難しくて、内向的で、時に棘のある人物です。こんなヒロインで大丈夫? と思うくらいの台本なんですが、吉高さんの気難しい顔がとても魅力的なので助けられました。他の作品で見せている明るい笑顔やけなげな姿も魅力的ですが、それとは全然違う顔が今回は見られたと思います。女優として何段階も成長され、突き抜けた感じがしますね。まひろの役を出来る女優は、吉高由里子しかいなかったと、心から思います」

 まひろと道長について「台本を超えた」と感じたシーンも多々あるといい、廃邸で二人が初めて結ばれた第10回、悲田院で倒れたまひろを道長が徹夜で看病する第16回、そしてまひろが病に倒れた道長を見舞いに宇治を訪れる第42回などを挙げる大石。第42回では、まひろと道長が幼少期に初めて出会った川辺を思わせる風景のなか、死を選ぶのか、それとも生きるのか、切実な言葉を交わす。

 なかでも視聴者を驚かせたのが、7月14日放送・第27回のまひろが道長の子を産むドラマオリジナルの展開。その意図について、大石はこう語る。

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