1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

田中圭、最後の『ドクターX』は「サブに徹した」完結編でも貫いた森本先生らしさ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月7日 7時10分

 「私、失敗しないので」という痛快な台詞で大人気を博した米倉涼子主演の国民的医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が、『劇場版ドクターX』(全国公開中)でいよいよファイナルを迎える。放送開始から12年、第1シリーズから断続的に登場してきた森本光を演じた田中圭は、完結編となる今作にどう向き合ってきたのか。

諸先輩方の思いが詰まっている完結編

 新米医師時代に主人公・大門未知子(米倉)と出会い、その後、シリーズの要所要所で顔を見せていた森本は、今作では未知子の過去をたどる重要な役割を担っている。田中は「国民的ドラマのファイナルに呼んでいただけたことがすごくうれしいです。しかも台本を開いたら想像の何倍も出番があって、ありがたいなと思いました」と感慨深げに語る。

 変に気負わず、いつも通りのお芝居を心掛けたというが、「特に意識したのは“サブに徹しよう”ということ。馴染みすぎて、完成品を観て『僕、出てた?』と思ったくらいです」と田中は笑う。「でも、それが森本らしさだと思います。長く演じさせていただいているので、久しぶりの撮影現場でも共演者のみなさんやスタッフさんが思い出させてくれて、本当にナチュラルに役に入れて、“現場に行ったら森本”でした(笑)」

 物語については「壮大! と感じました」と感嘆。「有終の美というわけではないですが、鬼気迫る凄まじい何かがあって、観ると“食らう”ものがあると思います。大門未知子という存在もそうですが、非現実的だけどリアリティーがあって説得力もあるというこの作品の力は、今回も感じました。最後の手術シーンは、やっぱり心に沁みました。米倉さんも含め、諸先輩方のいままでの思いが詰まっている。勝手に流れ込んでくるエネルギーというか、パワーが本当にすごいです」

 内山聖子エグゼクティブプロデューサーは、田中のことを「弟分」だったとシネマトゥデイのインタビューで語っていたが「僕にとっても、とても貴重な現場です」と田中も同意する。「僕も40歳になって、違う現場だと先輩でいることも多いんです。でも『ドクターX』は、一堂に会するのがあり得ないくらいの大先輩やレジェンドばかりで、お芝居だけではないところでも素敵な背中を見せていただける、ほぼ唯一といってもいい現場です。20代の頃から、すごく幸せな環境で成長させていただいたなと思っています」と感謝をささげる。

面白くてわかりやすくて、スカッとする魅力

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください