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『劇場版ドクターX』田村監督、亡きライバルと築いた唯一無二の世界観 12年の歴史で幕「夢を叶えてくれた」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月14日 12時4分

 連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」シリーズ(2012~)の演出を担当し、シリーズ完結編となる『劇場版ドクターX』(全国公開中)のメガホンを取った田村直己がインタビューに応じ、念願だった劇場版に対する思い、シリーズを共に作り上げてきたベテランキャスト&スタッフについて語った。(編集部・倉本拓弥)

 「ドクターX」は、大学病院の医局に属さず、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に様々な病院を渡り歩くフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)の活躍を描いた医療ドラマシリーズ。初の劇場版となる本作では、未知子に最大の危機が訪れ、これまで謎に包まれていた彼女の秘密が明かされる。

劇場版で本当にやりたかったこと

Q:『ドクターX』が劇場版でファイナルになることは、どの段階で知ったのでしょうか?

実は第3シリーズ、第4シリーズを終えたくらいから「後は映画にしたい」と思っていたんです。テレビシリーズは、ずっと続けることも難しいじゃないですか。もちろん、連続ドラマが一番いい形ですが、終わるなら映画がいいなと。一つのテーマで最後を迎えると気持ちよく終われるので、監督としては嬉しい限りです。米倉さんも最後のつもりでやってらっしゃったと思いますし、他のみなさんも何となくファイナルになるだろうという雰囲気で臨んでいたので、余すところなく出し切ろうという感じがありました。(岸部)一徳さんも西田(敏行)さんも迫真の演技をしてくださいました。

Q:エグゼクティブプロデューサーの内山聖子さん、脚本の中園ミホさんとは劇場版についてどのような話し合いをされましたか?

中園さんとは、未知子のエピソードゼロをやりたいと話しました。私の双子の弟は呉で医者をやっていて、未知子の出生は呉にしようと中園さんに相談したら、中園さんも昔呉に親戚がいたそうで、いいねって言ってくださりました。今回、中園さんが活かしてくれて、個人的には嬉しかったです。

また、劇場版で本当にやりたかったのは、未知子と“父”の関係です。未知子の父は死んだことになっているので、彼女にとってのお父さんは誰だろうと考えたら、やはり神原晶さん(岸部一徳)しかいないんです。

西田敏行さんから学んだ、テレビと映画の違い

Q:蛭間重勝先生を演じた西田敏行さんについてもお伺いします。今作でも蛭間先生の存在感は抜群でしたが、劇場版での西田さんとの撮影はいかがでしたか?

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