1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

「光る君へ」柄本佑、最終回で減量していた まひろと道長、別れのシーンの裏側

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月15日 21時0分

 柄本は「四日ぐらい撮影があって二日は普通の状態でいて、三日目から「やつれろ」と(笑)。道綱さん(上地雄輔)がその前に撮影が終わられてきてくれたんだけど、“佑、全然違うじゃん!”って」と共演者も驚いていたことを明かした。

 まひろが枕元にやってきた時、道長は残った力を振り絞るかのように左手を差し出したが、この意図については「台本には、まひろを探すような感じということが書いてあって。目が見えないからああいうふうに弱弱しく手を出して。だからやっぱり触れたかったんじゃないかと思いますね」と柄本。

 まひろは涙を流しながらも道長に悟られぬよう気丈に振舞う。吉高は同シーンを「あのシーンは3テイクぐらい撮りましたよね。わたしの鼻水が止まらなくて。渾身の三回目の…ぎりぎりの自分の中のものをかきあつめてやりました。苦しいですけどね」「声だけはまだまだ道長は生きるぞ、と鼓舞するような感じ、励ますような声で。だけど顔は歪んじゃうよねって。いうのは簡単なんだけど、やるのはこっちだからねって(笑)。本当に大事なシーンだったので他のシーンが駆け足になっていないか心配になっちゃうぐらい。そのぐらいひいきされていたシーンだった」と振り返った。

 まひろに抱かれながら水を飲む道長は子供に還ったかのような表情だったが、柄本は「そぎ落とされていくような感覚だった」と話す。

 「まだそこまで客観的に見れてもないしわかってもないんですけど結局道長さんって、別れのシーンのときに権力者とかいうことじゃなく本当にシンプルな愛情の形みたいなことじゃないかなと思っていて。だからやっているときは不思議な、何かそぎ落とされていくような感じはしました。ただ誰にも看取られていないんですよね。倫子が来たときにはもう亡くなっていたので。そこらへんのことがドラマとして切なくもいいなと思うところでもありますし」

 途中、まひろが「源氏物語」の主人公・光源氏の最期を描かなかった理由を道長に明かす場面もあったが、吉高は「わたしは印象的なセリフがあって“光る君の最期を描かなかったのは幻がいつまでも生き続けますようにと願ったからでございます”と。まひろの中では道長の物語はずっと続いていくんだろうなっていうふうに感じたセリフだったなって。たぶん、二人の物語はずっと続いているから、まひろも最後は歩き続けていたんじゃないかなって思います」と解釈を述べつつ、ラストシーンに思いを馳せていた。

 トークショーには約2,6000人の応募があり、当選倍率は約28倍。会場には約950人のファンが集まった。(編集部・石井百合子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください