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菅田将暉や井上真央らが明かす『サンセット・サンライズ』宮藤官九郎の脚本秘話

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月17日 16時25分

 映画『サンセット・サンライズ』(全国公開中、配給:ワーナー・ブラザース映画)の初日舞台あいさつが17日に都内で行われ、主演の菅田将暉をはじめ、井上真央、中村雅俊、三宅健、岸善幸監督、脚本を手がけた宮藤官九郎が登壇した。

 本作は、楡周平の同名小説を『あゝ、荒野』シリーズでも菅田と組んだ岸監督が映画化。新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界各地でロックダウンが起きた2020年を舞台に、東京の大企業に務める晋作(菅田)が、会社のリモートワーク導入をきっかけに東北・三陸の海沿いの町に引っ越し、現地の住民たちと交流する中で変化していく姿を描く。

 脚本について、菅田は「笑っちゃいますよね。これどうやって撮るんだろう……みたいな。現場はすごい大変だったらしいですよ」と打ち明ける。脚本に忠実に撮影するためにはCGを使わなければいけない場面もあり、中には予算の都合でCGを断念した部分もあるという。岸監督は「CGがすごく大変でした。本当はやめたいと思っていたけど、宮藤さんの思いを何とか実現しなければいけないと思い、スタッフと頑張りました」とアピール。菅田は「CGの人も(想定外の)発注が来てビックリしたでしょうね。おもろいなぁ」と振り返った。

 井上は「コメディー要素の部分だけではなく、寂しさやモヤモヤした気持ちがにじみ出る瞬間を観ている人に託す感じは好きだなぁ」と宮藤脚本の魅力を語る一方、自身が演じる百香がマスクを外し、晋作が一目ぼれするシーンについて「『スローがかかる』って監督が言って、スローがかかるんだと思って。それを意識したら可愛い顔をしなきゃ! とか、わかんなくなっちゃって、自分でスローをかける感じに……。スッと外せばいいのに、ゆ~っくりいい女風に外したりなんかしている自分に笑いました。スローはちょっと照れるんですよね」とはにかみ。菅田は「あれは脚本に書いてありましたからね。だからあれは宮藤さんです」と原因を指摘して会場の笑いを誘った。

 三宅は「行間を感じられる脚本だったので、泣くとか意識せずとも、気づいたら宮藤さんの(作った)セリフで気持ちを持っていかれることがありました」と回顧。また、MCから“モモちゃんの幸せを祈る会”メンバーの掛け合いがアドリブのようだったと伝えられると、三宅は「アドリブはほぼないです。脚本通りです」と返答。菅田は「監督が『ちょっと足したい』と言ってアドリブを作ったことがあったんですけどカットされてました。いらなかったんだなぁ。好井(まさお)さんたちが一生懸命作っていたんですけど」と説明すると、三宅は「宮藤さんのヤツで完結している」と宮藤脚本の完成度の高さを実感したことをうかがわせる。宮藤は「(アドリブの話は)知らないです。今初めて知りました。観たかったですね」と残念がっていた。(錦怜那)

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