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山田洋次監督、19年ぶりタッグの木村拓哉に「素顔の魅力を盗み撮りたい」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月23日 14時30分

 松竹創業130周年記念作品となる山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』の製作発表記者会見が、23日に港区虎ノ門のThe Okura Tokyo(オークラ東京)で行われた「松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会」内で行われ、本作に出演する倍賞千恵子、木村拓哉、そして山田監督が意気込みを語った。

 映画・演劇などを手がける松竹株式会社は、創業者の大谷竹次郎が京都・新京極阪井座の仕打(興行主)となった 1895(明治28)年を創業の年としており、今年が創業130周年という記念の年となる。そのことを記念して、演劇・映画合同のラインナップ発表会が実施されることとなった。この日は、『TOKYOタクシー』の三名のほかに、今年の5月、6月に実施予定の襲名披露公演で八代目菊五郎を襲名予定の尾上菊之助、六代目菊之助を襲名予定の尾上丑之助が、そしてアニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』から原菜乃華、マイカ・ピュが、「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST」で前回グランプリを獲得した中島瑠菜がそれぞれ来場した。

 この日の会見では、山田洋次監督の最新作となる『TOKYOタクシー』の製作発表記者会見も実施。2022年に公開された映画『パリタクシー』を原作とした同作は、今年の2月から4月にかけて東京近郊で撮影予定。公開日は11月21日を予定している。本作の原作となった『パリタクシー』について山田監督は「内容はかなり重いのに、とても軽快で、楽しく観られる作品。これはどういう秘密があるのかと考えさせられた。僕たちの国もそうだし、世界も重苦しい、先行きのしれないつらい時代にある。だけどこんな時代だからこそ、軽やかに、楽しくやれる作品をやりたい。このタクシーの1日の物語は、そんな作品になれるんじゃないか、そういう気持ちで作品に取りかかりました」と明かした。

 木村が山田監督の作品に参加するのは、2006年の『武士の一分(いちぶん)』以来、19年ぶりのこととなる。「そんなに時間がたっているのかと、自分でも驚く部分もあるんですが。もう一度山田組に参加させていただくことに何の迷いもなかった。緊張感もあるんですけど、でもすごく温かい場所。時代劇と現代劇という違いはありますが、そこに登場する登場人物の心の流れ、抑揚を丁寧に導いてくれる監督なので、またそういう時間を過ごせるんだなと。楽しみでしょうがないです」と意気込みを語った木村。また倍賞とはスタジオジブリのアニメ映画『ハウルの動く城』でも、声優として共演しているが、「倍賞さんは長きにわたって山田組に咲き続けているお花だと思うので。今回の撮影現場でどうやって咲き続けてくださるのか。僕はそばで拝見させていただこうと思います」と付け加えた。

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