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「相棒」パジャマ姿の右京vs巧妙詐欺師集団 変化球な推理劇に反響【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月23日 14時14分

 白鳥の倉庫で隠されていた銃を発見した薫と角田。薫は飯窪に接触、なりすましを認めさせ、角田はライリーと反社・武輝会の関係に着目した。一方でライリーは、かつて挫折した3人を経済的に援助したり、ホームレスなど弱者に優しい一面も見られたが、ついに本性を発揮し、病院を売却すると寺田に宣言する。だが、右京が乗り込んで「警視庁特命係の杉下右京です」と名乗り、ライリーたちを凍り付かせた。

 薫が接触したホームレスの中に、かつてライリーと同じ老舗スーツを愛用していたスマイリー博士と名乗ったロマンス詐欺師・田中がいた。彼は過去、食い逃げをしようとした少年を詐欺師に育てあげ、それがライリーだったのだ。薫は、ライリーのかつての住処で大金を発見する。無防備な小屋にあえて大金を隠した行為を、右京は「自己陶酔と破壊衝動にかられたロマンチックな行為」と評しつつ、「本当に頭のいい人間は詐欺師にはなりません」と断ずる。一派は全員、警察に確保された。

 右京がハニーブッシュティーをふるまった入院患者の八木かよ(今本洋子)は、病院に遺産を寄付するという。ちゃんとした専門家をつけて、馴染みの病院を守ってほしいというかよに、寺田は頭を下げる。薫が右京の状態を聞くと、寺田は「異常な脳波が、杉下さんにとってはふつうの状態であることが確定しました」と回答。右京は複雑な顔を浮かべていた。

 ライリーが、時々様子を見てほしいと右京らに頼んできたスマイリーは、すでに路上で亡くなっていた。彼は改めて右京に話を聞いてほしいと懇願する。「どうせなら細部までちゃんと語りたい。素晴らしき、嘘つき野郎の物語をね」というライリーに、右京は「かまいませんよ。どんな些細な罪も見逃さないように、僕たちが取り調べましょう」と返した。

 前半はほぼずっと、右京がガウンやカーディガンを羽織ったパジャマ姿という、超レアな回。preseason3の盲腸で入院した際や、season18第1話「アレスの進撃」で北海道の離島で見せたワンピース型など、パジャマ姿はいくつかあるが、ここまで長時間スーツ以外を着用するのはめずらしい。さらに、「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」という右京の定番台詞をライリーが半分語ったり、角田曰くの「安楽椅子探偵」な右京をボス格にレギュラー陣が捜査をして回ったりという変化球な構成も楽しい。「右京さん、性格だけじゃなく脳波まで細かい」「この詐欺師集団ツイて無いねー。杉下右京に会っちゃったw」という、右京への賞賛(?)も寄せられていた。

 次週のゲストは、「相棒」初登場の和泉元彌。先週話のゲストだった羽野晶紀と、リアルな夫婦が別話で登場するという不思議なつながりも。「複数の考えや感情が流れている役」という難役に彼がどう挑んでいるのか、楽しみにしよう。(文・早川あゆみ)

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