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『スター・ウォーズ』レイ女優、海への恐怖を克服 初めて英仏海峡を横断した女性役に高評価

シネマトゥデイ セレブゴシップ / 2024年7月19日 7時32分

 『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリーが世界で初めて英仏海峡を横断したトゥルーディ・イーダリーを演じた伝記映画『ヤング・ウーマン・アンド・シー』。デイジーの演技が高い評価を得ている本作は、アメリカの大手批評サイト Rotten Tomatoes で批評家85%、観客スコア98%という高得点を獲得している。公開前に開催された記者会見で、デイジーとヨアヒム・ローニング監督と製作のジェリー・ブラッカイマーが、そんな渾身の1作の製作裏話を語った。(吉川優子 / YukoYoshikawa)

 1905年、ニューヨーク市で肉屋を営むドイツ人移民の次女として生まれたトゥルーディは、はしかから奇跡的に回復し、姉のメグと一緒に水泳のクラスを始める。めきめきと上達してオリンピックチームに参加するが、コーチとの諍いもあり実力を発揮できずに終わったトゥルーディは、1926年に約34キロある英仏海峡を泳ぐことを決意し、あらゆる困難に立ち向かうことになる。

 勝ち目のなさそうな勝負に挑み、さまざまな障害を乗り越えて成功するというスポーツものの醍醐味はもちろん、家族の絆や、1920年代におけるアメリカの女性の状況などが巧みに織り込まれた感動作。製作総指揮も務めたデイジーは「トゥルーディのストーリーを、現代の観客に届けるチームに参加できてとてもワクワクしました。私が脚本を読んだ時、信じられないことに、トゥルーディのことを聞いたことがなかったんです。ほとんどの人がそうでした」と、トゥルーディの勇気ある行動を伝えることが、本作に惹かれた理由だったと語る。

 そして「あれから100年が経ち、私たちは多くの進歩を遂げましたが、まだ十分ではありません。この映画を撮影してからの数年間、特にスポーツ界における女性について、より多くの会話が交わされるようになりました。だから、当時の女性がどうだったかを描くことはとても重要なことなんです」と続けた。

 水泳選手役ということで、オリンピック選手のコーチについて、撮影の3か月前から訓練を積み、撮影中も数か月泳いでいたというデイジー。しかし「実は、私は海底が見えるところより先には行かないんです」と海で泳ぐこと自体に恐怖感を持っていたという。特に、撮影の最後には海峡を泳ぐシーンがあり、「肉体的な負担も大きかったですが、本当に大変だったのは、その大変な泳ぎを克服するという精神的なハードルでした」と明かす。

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