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意外と知らない?七夕の短冊は、願い事に合った色を選んで【恋する乙女の暦のたしなみ】第45回

ココロニプロロ / 2015年7月1日 10時15分

「ささのは、さ~らさら♪」の歌い出しでおなじみの童謡『たなばたさま』を思い出してみてください。歌詞に「ごしきのたんざく」とありますよね。この五色(ごしき)とは、中国の陰陽五行説に由来するもので、「青・赤・黄・白・黒」をさします。これらは「五常(ごじょう)」と呼ばれる、人が守るべき道徳「仁・礼・信・義・智」に対応しています。

青(仁):他者への思いやり
赤(礼):礼儀、秩序を保つ
黄(信):欺かないこと
白(義):正しいおこない
黒(智):物事を理解する心

短冊に願いを書くときには、五常の意味を踏まえて、願い事に合う色を選んでみましょう。

たとえば、職場でのコミュニケーション力向上を願うなら青や赤の短冊を、自分の浮気癖を封じて恋愛スキルを上げたいなら黄色や白、資格取得の勉強がはかどるように願うなら黒の短冊というように。

前述した通り、織姫にあやかって機織りや裁縫の上達を願うことが七夕の由来ですから、恋愛運や仕事運、金運などの運気アップを漠然と願うのは筋違いというもの。欲望丸出しというのもいただけません。短冊に書くのは、習い事などの上達やスキルアップに通じる願い事が◎と心得ておきましょう。

七夕は、星に叶えてほしい願い事を自分から引き出して、自分自身と向き合う機会です。五色の紙に願いをしたためてみる。そうすれば心が整理され、今の自分が本当に望んでいることがハッキリするはずです。

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