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モテたくない相手にモテちゃう!ポジショニングを間違えた女性の悲劇【ムンロ王子のシンデレラへの道15】

ココロニプロロ / 2018年3月2日 16時50分

モテたくない相手にモテちゃう!ポジショニングを間違えた女性の悲劇【ムンロ王子のシンデレラへの道15】

モテたくない相手にモテちゃう!ポジショニングを間違えた女性の悲劇

年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!


■その前に…ムンロ王子って何者?



Bonjour!ムンロ王子です。ココロニプロロでの連載も、開始してからトータルで22回目。この回をもってファースト・シーズンは終了となります。
なぜ22回でシーズンが終わるのか?それは、タロットカードの大アルカナが22枚であり、今回で大アルカナの紹介が完結するからです。ご愛読いただきありがとうございました。

■次回は新企画がスタート
4月からはセカンド・シーズンとして小アルカナをご紹介していこうと思いますので、引き続きご愛顧いただきますよう、よろしくお願いします。また、「不婚女子」シリーズは今回の8話目が最後になります。

次回からは女子会に潜入し、『恋愛』や『結婚』など、女子の恋の悩みについてお話をして、その会話の内容をご紹介するという、題して「教えてムンロ王子!今どき女子の恋の悩みホンネdeトーク」をお送りします。

読者のみなさんから、生の悩みを聞いてアドバイスする新コーナーです。お楽しみに!
(☆下のほうに応募フォームがあります)

では、これで最後となる「不婚女子」のコーナーですが、この回はポジショニングを間違えた女性の悲劇をお届け。

ターゲットとなる男性像が具体化したら、そういう男性が好みそうなカッコをして、彼らが集まりそうな会合に出向く。そんなごく当たり前のことができなくなっている不婚女子に贈る、セルフ・プロデュースのススメです!

■「不婚女子」H子さんの場合

待ち合せの時間に現れたその女性は、背がすらっと高くロングストレートの黒髪がとても印象的。黒づくしの衣装に目鼻立ちのはっきりした顔立ちは、ちょうど『アダムス・ファミリー』の母親モーティシア・アダム役のアンジェリカ・ヒューストンに似ていて、日本人離れした不思議な魅力を備えていました。



H子「こんにちは。今日はよろしくお願いします」

ムンロ王子「こんにちは、こちらこそよろしくお願いします。さて、何を知りたいですか?」

H子「そうね~。じゃ、恋愛」

ムンロ王子「じゃ、恋愛って、取ってつけたような!(笑)ところで、結婚してるの?」

H子「してないわよ。独身」

ムンロ王子「一度も?」

H子「え~、どうして?」

ムンロ王子「だって落ち着いてるし、そんなにキレイなんだから、既婚でお子さんがいるのかなと」

H子「よく言われます。金持ちの旦那がいそうって(笑)」

ムンロ王子「そうね~。しかも年下の」

H子「どうして?私、年下はダメなの」

ムンロ王子「そうなんだ!お姉さまタイプだから年下にモテると思うんだけど。最近、熟女ブームだし、ターゲットを広げたらモテると思うわよ~」

H子「そうなの。イベントとかに行くと、必ず年下に言い寄られるんです。相手にしないけど」

ムンロ王子「そんなに頑なに拒まなくてもいいんじゃないの?年上好きの男性にはたまらないんでしょう?(笑)」

H子「そうみたい(笑)」

モテたい相手はダンディーなおじさま

ムンロ王子「で、どんな人がタイプなの?」

H子「ワタシ、年上の人に甘えたいんです。年上、それもかなり年上が好きなの!」

ムンロ王子「えっ、アナタ、50歳いってるわよね?」

H子「ええ、ちょっと越えたくらい」

ムンロ王子「ってことは、かなり年上なんて言ったら、60歳超えちゃうんじゃないの?」

H子「そう、定年を終えて時間とお金に余裕がある男性がいいな」

ムンロ王子「なるほど、でもそういうダンディーな男性は、たいてい妻子持ちなんじゃない?」

H子「そうね~。私は特に結婚願望はないし、その年になると子育ても終わり、夫婦の仲も冷めていて、むしろ奥さんも外で楽しんでほしいみたいな感じで、意外とフリーなんですよ!」

ムンロ王子「なるほど。で、アナタも気軽に楽しめるってことね?」

H子「ピンポ~ン!」

ムンロ王子「じゃ、タロットを見てみようか?」

H子「はい、お願いします」

■人生の方向転換が必要!?

ムンロ王子「ヤダ、悪魔が出てるわよ!しかも死神も」

H子「えっ!怖そう~」

ムンロ王子「そうね、怖いカードよ!」

H子「どういう意味ですか?」

ムンロ王子「悪魔とは、堕落した世界に囚われて抜け出せない姿。悪魔は人間の心の弱さに忍び込んで、堕落した世界に囲い込み、抜け出せなくさせるのよ!今いる場所は居心地がいいかもしれないけど、未来がないから脱出しなさいというメッセージ。ちょうど、煙草を吸ってる人が健康に悪いとわかっていても止められない、そんな状態と同じってこと」

H子「イヤだ、どういうことかしら?死神ってワタシ死ぬの?」

ムンロ王子「死神はアナタの死を意味することはほとんどなくて、テーマは『再生』、つまり生まれ変われってこと。あなたが今やっていることを終わらせて、人生の方向転換をしなさい、っていうメッセージよ」

H子「かなり重そうね。どうすればいいんでしょう?」

ムンロ王子「そうね~。生まれ変わるにはふたつの可能性があるわ。ひとつは年下を嫌がらずに食べてみなさいという意味」

H子「年下は無理」

ムンロ王子「いつまで、そんなお姫さまみたいなことを言ってるの?もう50歳よ!歳を考えなさい。本当なら子どもを産んで、その子があなたの未来をサポートしてくれるハズなのに、子どももいないんだから、年下の男性に面倒をみてもらったら?年上の男性と付き合うなとは言わないけど、アナタより早くいなくなるし、アナタの将来を守ってはくれないわよ!」

H子「そうなんだけど…。年下の男性と何度か付き合ってみたけど、どうしても続かないのよ」

ムンロ王子「そうなんだ。じゃ仕方ないわね。無理なものは無理よね~(笑)」

H子「そう、無理なの!(笑)」

ポジショニングが間違っている!

ムンロ王子「だったらもうひとつの可能性。そんなお姉さま風の服はやめて、年上に好かれるカッコをしなさいってこと」

H子「えっ、これじゃダメ?」

ムンロ王子「ダメじゃないわよ~。とってもカッコよくてオシャレだと思うけど、年下が寄って来るんでしょ?ということは、そのスタイルは年下を誘惑して年上から敬遠されるってことよ」

H子「なるほど」

ムンロ王子「つまり、マーケティングで言うとポジショニングが間違っているってこと」

H子「ポジショニング?」

ムンロ王子「そう、ポジションとは位置という意味。つまり、自分の位置づけね。百均の商品を伊勢丹に置いても売れないでしょ?逆にルイ・ヴィトンのバッグをコンビニに置いても売れないわよね?つまり、ターゲットに合ってない商品だってことよ。それじゃどんなに良いモノでも売れないってこと」

H子「ワタシは百均の商品ってこと?」

ムンロ王子「そうじゃないわよ!アナタはルイ・ヴィトンよ。ヴィトンなら高級感のある包装をして、贅沢品を欲しがるお客が集まる所に並べないと売れないの」

H子「ルイ・ヴィトンか~。で、どんな包装をしてどこに置けばいいの?」

ムンロ王子「50歳過ぎてるんでしょ!自分で考えなさい、と言いたいところだけど、できそうもないわね(笑)」

■素敵なおじさまに会える場所は?

ムンロ王子「まず、アナタが好きそうな男性がいる場所に行きなさい。若者が集まるイベントなんかに行ったってダメよ」

H子「そうよね~。わかってるんだけど。どういう場所に行けばいいのかな?」

ムンロ王子「囲碁の会とかゴルフ練習場(笑)。しかも平日の昼間ね。そういう人は年金生活をしてるから、行動は専業主婦と一緒よ!専業主婦で時間に余裕のあるお友達を連れて、そういう所に行くのよ!」

H子「なるほど」

■タイプの男性に好かれる服装、髪型

ムンロ王子「そのカッコも良くないわね~。どう見ても年下狙いだから、年上の男性は引くわよ。だって年配の男性は、若さには敵わないと思ってるかもでしょ?」

H子「そうか~。どんなカッコがいいの?」

ムンロ王子「黒髪のストレートは良くないわ。カールさせたり、束ねたりしてフェミニンな髪型がいいわね。明るめの色にカラーリングするとか。メイクももっと優しい雰囲気にして、服もカジュアルに崩したほうがいいかな」

H子「黒しか持ってないんです」

ムンロ王子「あらま、だったらカラフルなスカーフを首に巻いたり、大きめのコサージュをつけたりすれば?インナーに明るい色のブラウスを着るのもいいわ!できればピンクとか暖色系でフリルがついてるもの」

H子「そんなの持ってないわ~」

ムンロ王子「だから死神なのよ。生まれ変わるように自分を変えろって出たんだから、それくらい買い揃えなさい!」

H子「そうか~。かなり厳しいわね」

ムンロ王子「年下にターゲットを変えるよりはいいんじゃない?」

H子「確かに。わかりました。お店で探してみます」

ムンロ王子「あ、年下の男性が集まるパーティーに着て行ったらダメだからね。藪蛇よ!」

H子「そうね!(笑)」

ムンロ王子「Good luck♪」


3月のカード:【THE STAR :星】
今月ご紹介するカードは【THE STAR :星】、大アルカナの「17番」です。


【THE STAR :星】



前回ご紹介した16番の「塔」のカードは、天からの閃光を受け、築いてきたものが崩壊するというカードでした。その後に現れるカードが「星」なのです。

このカードは正位置だと「夢を持つ。希望を持つ」、夢が叶うとは出ていません。あくまで「夢=星」が見つかる、もしくは見えてるという状態です。逆位置だと「夢が持てない。希望が持てない」という意味になります。

「星」は夢に辿り着くための羅針盤
普通、「夢」というと英語では「Dream」ですが、ここでは「Star(星)」なのです。英語の「Dream」は寝ている時に見る夢のことで、そこから転じて妄想とか理想などの意味の延長の「人生の夢」となります。

それに対して、タロットの世界での「夢」は星です。北に向かう人が北極星を目指すように、南に向かう人が南十字星を目指すように、「北」や「南」がその人の目指す「夢」だとすると、「星」はその夢に辿り着くための羅針盤です。

つまり、空高く見える「星」はどこからでも見つけることのできる目印ということ。なので、正確には「夢」そのものではなく「道筋」みたいなものですね。

現代の女性は夢がない!?
ムンロ王子は、このカードが出ると必ず「あなたの夢は?」と聞くのですが、30 代の女性の多くは「早く結婚して子どもを産んで幸せな家庭を築くこと」、50代の女性の多くは「孫の顔を見て死にたい」と答えます。

結婚や孫は夢ではありません。「夢」とは20年、30年、さらには50年後に自分がどうなっているかということです。百歩譲って「専業主婦になって子育てに専念したい」なら「夢」と言ってもいいかもしれません。

そういう意味で30代を越えた女性、特に子育てを終えた40代後半のほとんどの女性に「夢」がないのにはビックリします。

人生100歳時代の今日、50歳が折り返し地点ですよ!子育てを終えて孫の顔を見て死ぬなんて、昭和な考えでは平成の世で生きていけません。ましてやそろそろ年号も変わると言っているのに、そんな考えで21世紀は生き抜けませんよ♪

■あなたが選ぶのはどんな道?
まず、「夢」とは叶うかどうかは問題ではありません。いつでもどんな時でも、自分の進む方向を決めていなければいけないのです。

例えば、今あなたの目の前の道が3つに分かれているとします。正面の道は見通しの良い真っ直ぐな道、左の道は広くゆるやかな下り坂で、たくさんの人が楽しそうに歩いている道、右の道は狭くて急な寂しく険しい上り坂の道。さて、あなたはどの道を選びますか?

きっと左の道、少なくとも右の道には行きませんよね?でも、もしあなたが「北」に行くと決めていて、右の道が「北」に続く道だとしたら、仕方なく右の道を選ぶでしょう。

つまり「夢」がないと、ついつい楽な道、せいぜい現状維持の正面の道を選ぶわけで、厳しい道は選ばないのです。でも、そうやって楽な道ばかり選んでいると、最後はどこに向かっているかわからなくなり迷子になってしまいます。

では「夢」のために右を選んだとして、進んでいくと崖となり、道が途切れてしまったとしましょう。その時、遠回りをしてでも「北」を目指すのか、「北」を諦めて「西」に向かうのか、それはどちらでもいいのです。

自分の「夢」について考えて
常に自分がどこに向かっているか、それをわかって道を選ぶことが大事であり、目先の利益で道を選んではいけないということ。「夢」とは「実現するかどうか」の結果が問題ではなく、いついかなる時も「夢に向かって歩いているか」というプロセス(過程)が重要なのです。

私事ですが、ムンロ王子も東大を目指して受験勉強を頑張っていた頃、社会人になってサラリーマンとして働いていた頃、起業して会社経営をしていた頃、タロット占いを始めた頃、シャンソンを歌い始めた頃、その時々で「夢」を見直して再構築してきました。もちろん今でもしっかりと新しい「夢」に向かって進んでいます。

つまり、男性の平均寿命である「80歳の自分」がどうなっているかを常に考えているということです。みなさんもぜひ、この機会に「夢」について考えてみてくださいね。







3月のシャンソン

『ラストダンスは私に』

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