今昔「出会い」事情!合コンは古来から伝わる格式高い行事?【恋占ニュース】
ココロニプロロ / 2015年8月9日 10時15分
平安、戦国、江戸…今昔「出会い」事情
出会いの場、というと、みなさんはどんなシチュエーションを思い浮かべますか?
学校や職場などでの自然な出会いをはじめとして、友人からの紹介、合コン、お見合い、旅先やイベントでの偶発的な出会い、そしてネットで。
自由な世の中だからこそ、出会いの場は数多く用意されていますよね。
正直、たくさんありすぎて「どれが本物の(運命的な?)出会いなの?」と迷ったり、かすかな出会いの予兆に気付きもせずにスルー…なんてこともありそうです。
では、今よりも制約が多かった昔の人々は、どのようにして出会い、恋に落ちていたのでしょうか?
移動手段は徒歩がメイン、良くて牛車や馬やかごですから、普段の行動範囲も知れたもの。
手紙だって、書いてから届くまでにえらい時間がかかります。
想像に難くない不便な時代…しかし、そこに確かに息づいていた数々の恋は、現代よりもずっとフリーダムで情熱的だったよう!
その出会いのシチュエーションを紐解いていきましょう。
≪古代の恋愛こそフリーダム!≫古代の婚姻は「集団婚」だったと考えられています。
つまり、一つの群れの中で男女が気ままに交わり、みんなで子どもを育てる…という感じ。出会いも何も、もともといた集団の中で自然発生的にカップルができていたのでしょう。
それぞれ、お気に入りの相手はいたかもしれませんが、あまりこだわりなくパートナーを交換していたのではないか、とのこと。
まるで野鳥の群みたいで、実に野性的・原始的ですね!
奈良時代~飛鳥時代には、「歌垣(うたがき)」と呼ばれる合コンに似た集まりがあったそうです。
お祭りなどの信仰の場において、男女が掛け合いの和歌を詠み合う、という雅なイベントですが、これは現代で言うところの「乱交パーティー」に近い様相であった、という説もあります。
≪口コミでときめく平安時代≫そして時は平安。源氏物語に見られるような、華やかな恋の世界が繰り広げられます。
しかし、当時、身分の高い女性はそうそう表を出歩くことはできなかったため、出会いを求めて外へ…なんてもってのほか。
では、どこで出会っていたのか、というと、実はほとんどが口コミ!
「〇〇の姫君は薄幸の美少女」「○○家の娘は美しい」などと、召使いや使者が殿方の耳に入れ、そこから恋文のやりとりを経て、初めてご対面となっていたようです。
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