1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

上手くいかないカップルが抱きやすい「不公平感」…解消する秘訣とは?

ココロニプロロ / 2018年6月16日 15時0分

上手くいかないカップルが抱きやすい「不公平感」…解消する秘訣とは?

上手くいかないカップルが抱きやすい「不公平感」…解消する秘訣とは?


2010年「Yahoo!知恵袋」に投稿された、このお悩み相談をご存知の方は少なくないでしょう。
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」



ワニに食われ、頭に弓矢が突き抜け、銃を抱えて名誉の戦死を遂げる…。
手の込んだ「死んだふり」をする妻と、それに付き合いつつも意図がわからず困惑する夫。

ユニークでどこかハートフルなこの夫婦は話題になり、ボーカロイド曲やエッセイマンガが生まれ、とうとう今年、実写映画化されました。

■夫婦のバランス感覚
結婚して、そろそろ3年目を迎える加賀美じゅん(安田顕さん)は、実はバツイチ。
前の結婚は3年で壊れたため、「3年目のジンクス」に囚われてナーバスになっていました。

妻・ちえ(榮倉奈々さん)の「死んだふり」は、ある日、唐突に始まります。
毎日、手を変え品を変え、死んだふりをし続けるのはなぜなのか。
自分に対して「何かをしてほしい」からこんなことをするのではないか、とじゅんは思い悩むのです。

でもやがて、ちえの言葉や行動ひとつひとつに、大切なメッセージが込められていることに気づきます。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は、「優しさ」とは何か、その意味を深く考えさせられる映画です。

結婚3年目を迎える2人の生活は、奇妙でありながら、とても愛情にあふれているのがわかります。
妻の個性的な愛情表現を夫がちゃんと受けとめ、夫婦としてバランスが整っているから、釣り合いのとれた関係を築けているのです。

■あなたは「損している」と感じる?
社会心理学者J・ステイシー・アダムスは、1965年に「エイクティ理論」を提唱しました。

自分が行った仕事や努力の投入(Input)に対して得られた報酬や結果(Outcome)と、他者のそれとを比較して「不公平だ」と感じたとき、人はこの状態を解消しようとする心理が働くという理論です。

経営戦略のひとつとして応用されるこちらの公平理論は、実はカップルや夫婦に対しても適用できます。
「こんなにいろいろ努力しているのに、思ったほど感謝されない」と感じたことはないでしょうか?

さらに幸せそうなカップルを見て、不公平感を募らせていませんか?
「不公平感」を覚えると、人は次のような「解消行動」に出ます。

「もっと気持ちを返してよ!」と要求したり、あるいは「努力するのをやめよう」と思ったり、不幸な恋愛をしている人を見て自分を慰めたり、ときには「この人は自分にふさわしくない」と思って別れる、なんてことも。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください