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なぜ「運命の相手」と結婚する人は少ないのか?なんちゃって運命にご用心

ココロニプロロ / 2020年2月8日 19時55分

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なぜ「運命の相手」と結婚する人は少ないのか?なんちゃって運命にご用心

出会った瞬間「運命の相手だ!」と感じるような異性と巡り合ったことはありますか?筆者は残念ながら、まだそういう奇跡的な感覚を味わった経験はありません。

付き合うきっかけになったのは、たいてい、一目見て「あ、好みの顔だな」くらいで、いわゆる運命の赤い糸めいたものを感じたことは今のところ皆無。

だけど、それでいいみたいです。何せ運命の出会いを直感する状況って、あまりアテにならないみたいなので。

■運命の出会いは、大半は気のせい
ちょっと面白い話があります。大手サイトのネットニュースでも配信されたので、ご存知の方もいるかもしれません。

アメリカ・カリフォルニア大学デービス校の研究チームが、いわゆる運命の出会いについてのアンケート調査を実施しました(現在は残念ながら記事リンクが切れてしまっています…)。調査の概要はこうです。

既婚の男女800名を対象に、交際相手に抱いた第一印象と、交際期間の長さ、そして、その熱意についての関連性を分析したのだとか。

結果、出会いとその後の傾向を見る限り、たとえ「運命の出会いだ」と実感した関係であっても、その他の出会い方をした恋愛と比べて、交際期間の長さに大差がないことがわかったというのです。

「これは運命だ」と直感して付き合った恋愛も、打算、あるいは妥協の果てに付き合った関係も、恋愛寿命を俯瞰して見比べると、そう変わらないというわけですね。

つまり運命の出会いだと感じる瞬間って、たいていはただの気のせいだと言えるわけです。

■なんちゃって運命のカレにご用心
実際、筆者の周りの人、特に女性は運命を感じたという相手に出会ったのだと力説することがあります。「今のカレと結婚することになると思う」と打ち明けた女性もいました。

男性はあんまりそういう話はしないですね。なぜでしょう。たまたまかな?

とにかく、しばしば見かける「運命のカレに出会った」と喜ぶ女性たち。が、だいたいそういうことを言う人に限って、せいぜい1年とかで破局しています。

反対に、今カレについての説明を「いい人だよ」くらいに留めている人が、数年は当たり前に交際を続けているケースが多いなと感じます。

前項のカリフォルニア大学のアンケート調査の詳細な内訳は、現在、紹介記事自体が公開されていないので、あくまで傾向の話になりますが、要は直感はアテにならないということなのでしょう。

恋愛や結婚だけじゃなく、日常の生活においても、たいていの直感って外れるものですからね。出会いにおいてだけ、特別、勘が冴えるなんてことはないのが普通というわけです。

■もし運命の相手と出会ったら…
ただ、運命の出会いというものが幻想、まやかしかと言えば、そうとも言い切れません。

本当の運命の相手であれば、もし出会ったら、文字通り運命の出会いになるわけだから、絶対に別れないはず。しかし、それは直感で把握できるわけではない、ということなのでしょう。

なので、直感を信じること以上に自分の恋愛を俯瞰する目も必要だと考えるべきかもしれませんね。

でも、恋は盲目。自分の恋愛を客観視し、判定するのってなかなか難しいもの。それができずに「運命の出会いをした」と話す人たちが、今日もどこかで別れているのです。

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