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4月26日、「破壊と再生」の星、冥王星が逆行を開始【真木あかりの惑星カレンダー】

ココロニプロロ / 2020年4月25日 18時55分

◎「破壊と再生」は、決して怖いことばかりではない


冥王星は「破壊と再生」の星……と聞くともう災いをもたらす凶星としか思えなくなる方も多そうです。しかし、それを受け入れるだけの人間の器を持っている人であれば、必ずしも「凶」とは感じない、とも言われています。
芸術や哲学、そしてあらゆる学問がそれまでのスタンダードを否定して進化してきたように、「破壊と再生」は、さらなる素晴らしいもの、もっと生き生きと自分の人生を全うするためのものを創出する過程にすぎないのです。もう川で洗濯をする時代にも、東海道を徒歩で移動した時代にも我々は戻れません。そうした慣習は破壊されていますが、代わって家電やモータリゼーションが発達しています。

だから、怖がる必要はありません。社会的な「おおごと」が起こるとき、自分や自分のあり方を振り返り、これからどう生きていきたいか、どう生きるべきかと考えてみること。それが冥王星逆行時には求められるはずです。でも、ひとまずは心身の健康を。生き方を考えるには、それが第一です。

どなたにとっても、実りある逆行期間になりますように。


■惑星逆行とは?
星占いでは10個の星がそれぞれどの場所にいるかを見て運命を読み解いていきますが、月と太陽以外の惑星は時折、これまでと逆の軌道を描いて進んでいるように見えることがあります。この現象を「逆行」と呼びます。

逆行の間、その惑星が意味するテーマは“いつも通り”ではなくなります。ストップしたり、戻ったり、一旦立ち止まって考えたり、などといった事象で実感できることが多いでしょう。「怖い」「悪いことが起きる」と不安になる方も多いのですが、ずっとネガティブな状態だったことがぽこんと元に戻る、ということだってあります。忘れ物を取りに引き返す、復習するといったイメージも浮かびます。どちらも大切なこと、ですよね。

ケヴィン・バーク(※)は、順行の惑星は成長のレベルにおいて作用し、逆行の惑星は真価のレベルにおいて作用すると述べてもいます。この「逆行カレンダー」では、ただ惑星逆行を恐れるのみならず、自分が進化するために活かしていけるよう、さまざまな逆行の様子をお伝えしていきます。

※ケヴィン・バーク:『占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで』の著者


>>次回もお楽しみに
5月前半のボイドタイムカレンダー(4月30日更新)


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プロフィール
真木あかり
占い師。大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道へ。四柱推命を中心に、占星術や九星気学、タロットカードなどを用いて鑑定・執筆を行う。『悪魔の誕生日事典』(宝島社)をはじめ著書、連載多数。

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