結婚できなかったらヤバい？ わかっていても焦ってしまう…「適齢期」という呪い

そして、「結婚」が手っ取り早くそれらを解消する方法のように思えてしまうのだ。

確かに結婚で得られる安心はデカい。
だが逆に、相手の給料が完全にランダム形式だったり、ニンテンドースイッチをいじりながらでしか自分の話を聞いてくれなかったりと、新たな不安や孤独を抱える危険性もある。

よって、適齢期が気になり、不安だから結婚したいと思ったときには、結婚だけが不安を解消する方法ではないということも思い出してほしい。

結婚しなかった場合のライフプランをちょっと勉強するだけでも大分不安が減るし、婚活するにしてもそのほうが余裕を持って相手を選べるようになるだろう。

ともかく、適齢期に結婚できなければ死ぬ、などということはない。
何をしても最終的に死ぬのだ。

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■タ行

【タ】
➤「高嶺の花」（たかねのはな）
…隙がない女はモテないというが、隙を狙う男などにモテなくてもいい

【チ】
➤「チル」（ちる）
…まったりすること、しかし「大麻を吸う」という意味もあるので使うときは注意

【ツ】
➤「美人局」（つつもたせ）
…未成年に手を出そうとして美人局されるとどこにも訴えられないのでやめておけ

【テ】
➤「適齢期」（てきれいき）
…無限の体力を持つ化物を相手にする「子育て」を考えると、少しは考えなければならないのが悩ましい

【ト】
➤「図書館女子」（としょかんじょし）
…文系美少女より、休み時間、間が持たない陰キャのほうが多い



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プロフィール

カレー沢薫
漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』（講談社）で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。『ひとりでしにたい』 (モーニング KC)、『きみにかわれるまえに』 (ニチブンコミックス)も発売中。

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