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「痩せてほしい」はワガママ? 彼氏があなたの思い通りに動いてくれない理由

ココロニプロロ / 2020年10月23日 18時55分

それは”双方にとってある程度の利益がある”というもの。

例えば日英同盟などはこの最たる例でしょう。

1902年に締結された日英同盟は、明治時代の日本の奇跡の1つと言っても過言ではありません。

アジアで急発展を遂げているとはいえ、日本など世界の中で見ればまだまだ小国。そんな小国が全盛期ではないものの、大英帝国とそこそこ対等な条約を結ぶなど奇跡と言っても過言ではありません。

しかしそれはイギリスが対ロシア政策として、日本の力を借りなければならなかったという事情があったからです。一方の日本としても、イギリスのような大国と条約を結ぶことに明確なメリットがあったと言えるでしょう。

このように条約は双方にメリットがなければ決して締結されません。もしどちらか一方に何のメリットもないのであれば、条約は締結されないのです。メリットがないのですから、相手は条約を結ぶはずもありません。


■相手の利益が何もない
それでは今回のご質問に戻りましょう。

ご質問者様は彼に痩せてほしくてジムを契約したり、目標体重を設定したりされているようですが、仮に彼が痩せたとして彼には一体どのようなメリットがあるのでしょうか?

「健康になる」と仰るかも知れませんが、彼が健康にそこまで興味がないのであればそれは彼のメリットにはなりません。私の祖父はタバコが原因による喉頭癌で亡くなりましたが、死の間際でも「タバコを吸うために生きてるのだから、生きるためにタバコを止める選択肢はない」と言ってタバコを吸い続けておりました。

それと同じで「健康になる」というメリットは「健康になりたい人」にしかメリットになり得ません。

また彼の見栄えが悪くて不快な思いをしているのはご質問者様だけ。彼からすればそれが改善されたところで何のメリットも御座いません。

つまりご質問者様は「彼が痩せることによって発生する自分のメリット」を強く訴えているだけなのです。

例えばご質問者様が車を買いに行ったとして、ディーラーが「これを買ってくれると俺のボーナスが100万になるんすよ」とか「オプションをつけてくれると俺にバックが入るんですよ」と言ったとして買いたいと思うでしょうか?

今のご質問者様がされているのはそれと全く同じで御座います。

ご質問者様は自分のメリットだけで彼にダイエットをしてほしいとお考えのようですが、彼に何のメリットもないのですから、彼がダイエットをするはずもありません。

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