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実は女性も送りがち…痛いオジサン特有のLINEとは?

ココロニプロロ / 2020年11月5日 18時45分

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「LINE」を送ったら、晒されてると思え!【カレー沢薫 アクマの辞典】

漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
今回は、ココロニプロロ8周年記念企画にて募集したワードの中から「LINE」「ルームシェア」をピックアップいたしました。


■第69回 アクマの辞典 ラ行

【ラ】
➤「LINE」(ライン)


今回のテーマはラ行からLINEである。

コミュニケーションツールも多様化の一途をたどっているが、未だに「恋愛」に使われているツールと言ったらLINEが多く、LINEを使った「モテテク」記事もよく見かける。

リアルな場においてトークが上手い人間はモテるが、トークスキルなどそう簡単に磨けるモノではないし、アドリブ力も必要とされるためなかなかハードルが高い。
その点LINEなら、シンキングタイムを設けられるので「今何してる?」に「地引網」など意外性のある答えが返ってきたとしても、「俺、沿岸漁業は定置網しかやったことないけど、地引もマジ興味あるわ」と、一考ののちに相手の興味を引く返信ができるのだ。
よって、最近は対面ではなく、まずLINEで距離を詰めてから交際やワンチャンを狙おうとする者も多い。

しかし、LINEは返答を一考できるが故に「オジサンもカナちゃんの網にかかりたいな、ナンチャッテσ(^_^;)」と、考えた上でドンズベり、という現象もよく起きる。

ネットで見かける“LINEの痛いオジサン”というのは、リアルでは普通のコミュ症オジサンだった者が、LINEというツールを手にしてしまったがために生まれた悲しきモンスターでもあるのだ。

とはいえ、これは中高年男性特有の現象ではない。
私のような中年女でも、一回り以上年下の女子と接する時「さんづけは畏まりすぎているし、かと言って呼び捨ては無礼である」といった思考から何の断りもなく「ちゃん」づけにしたりする。さらに、若者にはとりあえず絵文字を使っておけば、こちらが友好的であると伝わるだろう、という思いから、平素は全く使わない絵文字を入れ、そうは言っても年長者として振る舞わねばという気持ちから謎のアドバイス口調になってしまう。だが、あまりマジに取られても困るので最後に「冗談である」というエクスキューズも入れておきたくなるのだ。

そう考えた結果「これネットで見たヤツだ!」という進研ゼミオジサン講座百点満点、赤ペン先生も無言で花丸をつけるしかない「オジサンLINE」が爆誕していたりする。

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