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結婚していれば、本当に幸せ? 結婚という形よりも大事なことは…【石井ゆかりの幸福論】

ココロニプロロ / 2020年12月25日 18時45分

結婚していれば、本当に幸せ? 結婚という形よりも大事なことは…【石井ゆかりの幸福論】

大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。
前回に引き続き、第7のテーマ「パートナーシップ」と幸福。(後編)をお届けします。

▼ 7.「パートナーシップ」と幸福。(前編)はこちら
https://cocoloni.jp/culture/1390486/

■7.「パートナーシップ」と幸福。(後編)
「私は結婚に向いていない」「結婚に興味がない」と言いつつ占いを求める人の言う「結婚」は、「世間的に言う結婚」のことだろうと思います。
「世の中一般にイメージされるような『結婚』」「保険やハウスメーカーのCMに出てくるような、ステレオタイプの『結婚』とその役割概念」に、「興味がない」のでしょう。
「自分に何らかの形で『合う』と思える誰かと、人生の一部を共有して、助け合って生きていく」ということなら、もしかしたら、「興味がある」と感じられるかもしれません。
心の片隅にそうした関心、あるいは仮説があるからこそ、こうしたご質問を寄せられたのではないかと思うのです。
もちろん、全ての方がそうだというわけではないと思います。
ご相談にはそれぞれ、共通する部分がある一方で、まったく誰のものとも重ならない、とても深いものが含まれているからです。

たとえば「同性愛でなくとも同性同士で結婚できる世の中になるべきだ」という考え方があります。これは、結婚制度というものを考える上で、とても大事な発想だと思います。
パートナーシップとは、ただ、人が人と、協力し合って生きていくことです。
そのことに、部外者が何の意見をはさめるものでしょうか。
パートナーシップは、「創造」されねばならないのです。
どこかにあるテンプレートに、無自覚に自分をはめ込むような「結婚」は、危険なのです。
サイズも見ず、試着もせずに、かたい革靴を買うようなものです。

パートナーを得ても、ちっとも幸福になれない人もいます。
いわゆる「モラハラ」や「DV」「ワンオペ育児」など、パートナーによって不幸になる人も、たくさんいます。
その一方で、パートナーと生きていることがなにより幸福だと感じる人もいます。
この違いは、どこにあるのでしょうか。

パートナーシップを結ぶことで幸福になるには、おそらく、いくつかの条件が必要なのだろうと思います。そして、その条件もまた、全ての人に当てはまるというものではないでしょう。「誰にでもぴったり合う靴」が存在しないのと同じです。

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