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ナウシカは風の時代を象徴していた?鏡リュウジらが「グレートコンジャンクション」を語る

ココロニプロロ / 2021年1月1日 20時55分



他にもクリスマスツリーの一番上にある「ベツレヘムの星」は木星と土星が重なり合っていた姿だった説、17世紀の占星術家ウィリアム・リリーが予言していた“風の時代”の様相など、マニアックな話題も!

◎ナウシカは風の時代を象徴していた?


今回のグレートコンジャンクションを読み解くにあたり、SUGARさんはまず、1980年代初頭に起きたグレートコンジャンクションについて語りました。

占星術的には200年ごとに起こるミューテーションですが、1980年のグレートコンジャンクションは、天秤座(風のサイン)で起こったそう。つまり、私たちは既に“プレ”風の時代を経験していると言います(当時生まれていない人も、ご両親世代の体験から影響を受けているはず)。



そのとき、何が起きていたのでしょうか。SUGARさんが持ち出したのは、当時公開された映画『風の谷のナウシカ』です。40年経っても色あせないこの作品には、実は、今始まったばかりの風の時代のモチーフがたくさんちりばめられているとのこと。

風を切り裂いて進むのではなく、メーヴェ(ナウシカの飛行機)のように軽やかに風(時代の流れ)に乗り、風を操る……。そこに私たちが歩む未来が暗示されているのかも、といったメッセージが印象的でした。

◎風の時代が取り込む土の時代の要素


また「風の時代」の風とは、待っていれば吹いてくる風(wind)ではなく、大気(air)なのだそう。腐海の森になぞらえて、悪いとされてきたものを根絶するのではなく、循環させて浄化するというお話は、この先のwithコロナの時代を象徴しているように思えました。

風の時代と言うけれど、土の要素がなくなるわけではなく、バランスを取りながら影響を受けていくとのトークでは、二宮尊徳やアンパンマン、ぬか床(!)を例に挙げたり。土の時代で醸成されたものに風を送り込んで循環させるという新しい時代像が見えてきたかもしれません。

■【第2部】科学と占星術のあいだ
カナコー天文台から中継される木星と土星をリアルタイムに眺めながら、【第2部】がスタート。

ゲストは宇宙物理学者の磯部洋明さんと、古典占星術と天文について造詣が深いぐら(astrogrammar)さん。占星術と科学とが真っ向からぶつかり合う異種格闘技戦か……と思いきや。



磯部さんによると、古くからの呼称「天文学」はもともと占星術と重なるものであり、近代に入ってから物理学によって天体のことを明らかにしていこうと「宇宙物理学」が生まれ、宇宙の研究が進んでいったそう。

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